多数の検索キーワードでアクセスを増やすロングテールSEOとは?
最近、よく耳にするようになったのが「ロングテールSEO」という言葉です。
ロングテールSEOとは多数の検索キーワードで多くの検索流入を獲得するためのSEO対策です。
しかし、きちんとその意味を理解していないと、正しい対策ができません。そこで、今回は、ロングテールSEOについての概要を紹介します。
多数の検索キーワードでアクセスを増やすロングテールSEOとは?
ロングテールSEOの重要性
ロングテールSEOは近年かなり注目されているSEOです。
理由としてはGoogleのパンダアップデートやペンギンアップデートによって、小手先のテクニックが効かなくなったため、コンテンツ自体の質で勝負するしかなくなったからです。
そして、検索順位における1つの評価要素であるキーワードに注目が集まり、そのキーワードに関する対策が重要視されるようになりました。
ブラックハットな手法が意味がない今、コンテンツの対策でSEOをする必要があるので、ロングテールSEOはかなり重要な対策となっているのです。
検索キーワードの多くはサジェスト
サジェストとは「盆栽 育て方」のように2つ以上の言葉で検索されるキーワードです。Googleやヤフーの検索エンジンで、キーワードを入力しようとすると、その入力候補に多数のサジェストが表示されます。
そして、検索キーワードで多いのは、「料理」とか「猫」などの1つの単語ではなく、「料理 中華」とか、「猫 ペット」などのサジェストの方の数が圧倒的に多いのです。
1つの単語より、複数の言葉を組み合わせたサジェストを狙う方が流入が結果的に多くなります。ロングテールSEOは、このサジェストを狙うことで検索流入を多く獲得しようとします。
ロングテールとは?
それでは、ロングテールSEOのロングテールとはどのような意味なのでしょうか。
ロングテールとはもともとマーケティング用語で、売り上げにおいて8割の商品が売り上げの少ない商品と言われています。その売り上げをグラフで表したとき、売り上げの少ない商品群が長い尻尾のようにグラフに描かれるのでロングテールと呼ばれています。
以下のイメージをご覧ください。
このグラフのように、大体8割の商品が売り上げが少ない商品群で、矢印から右の部分がロングテールと言われている領域です。
ネットが普及する前までは、在庫や商品陳列の関係からどうしても無駄が出てしまう部分でした。しかし、インターネットが普及してからは、どの商品もすぐに検索することができ、店舗を構える必要がないので、在庫も一元化するなどの効率化が見込めるようになり、この死筋商品もAmazonなどのECサイトでは売れるようになりました。
その結果、売り上げが少ない商品の全体の総売り上げが、今までの売れ筋商品の売り上げよりも大きくなるというロングテール現象が起こりました。
サイトの検索においても同様のことが言えて、ロングテールSEOは検索キーワードのロングテール現象で、多くの検索流入を狙うというやり方なのです。