ポケットWiFiはどっちを選べばいい?WiMAXとワイモバイルの違いを徹底比較!(2/3ページ)

3.通信制限

ポケットWiFiで問題となるのが、通信制限です。一定の通信量を超えると制限がかかって、ほぼ利用が困難になるくらい速度が低下しています。そして、通信制限に関しては結論から言うと、月間通信制限のないWiMAXの方に軍配が上がるということになります。

それぞれの通信制限に関しては以下の通りとなります。

通信制限比較
WiMAX通常プラン
ノーリミットモード(WiMAX)
月間の通信制限なし
(3日間3GB使うと一時的な制限あり)
WiMAX通常プラン
ハイスピードモード(WiMAX2+)
ハイスピードプラスエリアモード(au 4g LTE)
月の通信量の合計が7GBを超えた場合、月末まで通信制限あり
WiMAXギガ放題プラン
ハイスピードモード(WiMAX2+)
月間の通信制限なし
(3日間3GB使うと一時的な制限あり)
WiMAXギガ放題プラン
ハイスピードプラスエリアモード(au 4g LTE)
月間7GBを超えた場合には制限ありで、ハイスピードモード(WiMAX2+)も同時に制限される
ワイモバイル
全プラン
月の通信量の合計が7GBを超えた場合、月末まで通信制限あり

以上のように、ワイモバイルには通信制限がありますが、WiMAXにおいては通信モードやプランによっては月間の通信制限がないという仕様になっています。

4.月額料金

月額料金に関しては、それほど差はない結果となっています。それぞれの料金はプランによって使用年数ごとに異なりますが、以下のようになっています。

月額料金比較
プラン月額料金
(2年間)
月額料金
(3年以降)
WiMAX
通常プラン
3,696円4,196円
WiMAX
ギガ放題プラン
4,380円4,880円
ワイモバイル
Pocket WiFiプラン+
3,696円4,196円
ワイモバイル
Pocket WiFiプラン
3,696円3,696円
ワイモバイル
Pocket WiFiプランS
3,696円
(3年間)
4,196円
(4年目から)

これを見ると、月間通信制限のあるWiMAX通常プランとワイモバイルの料金は同じ金額になっています。月間通信制限のないWiMAXギガ放題プランに関しては少し高めという設定です。

しかし、WiMAX通常プランにおいては、月間通信制限なしのノーリミットモードで通信できる機種もあります。ノーリミットモード(通常のWiMAX)における通信はワイモバイルより速度は劣りますが、制限がないのでお得と言えるでしょう。(3日間3GB使うと一時的な制限あり)

5.対応エリア

対応エリアに関してはどちらもそんなに変わらないと言えます。つい最近まではWiMAXやLTE回線は普及したばかりなので都市部でしか使えませんでしたが、今ではどちらも人口カバー率99%を達成しています。

強いて言うのであれば、ワイモバイルはソフトバンクの回線も使っているので、多少WiMAXよりかはワイドなエリアに対応していると言えるでしょう。

WiMAXにおいてもオプション料金を払いますが、auのLTEを使うこともできます。都市部ならばどちらも問題なく使うことができ、地方でもかなり山奥の辺境地でない限り大丈夫だと考えられます。

もし、対応していないエリアがあっても、今後の普及でカバーされるようになるでしょう。

6.電波の安定性

電波の安定性に関しては、ワイモバイルの方が安定しているでしょう。これには、周波数が関係しています。

高周波ほど速度は速いですが屋内には届きにくいです。WiMAXは高周波であり、ワイモバイルのLTEは携帯電話でも使える低周波となっています。

そのため、WiMAXは少しでも障害物があると電波が途絶えて不安定になる可能性が高いです。逆にワイモバイルは屋内でもうまく電波が入ってくるので安定しやすいでしょう。

さらに、ワイモバイルとソフトバンクの両方の回線を使って状況に応じた最適な通信をするので、より安定しやすいと考えられます。