ブロガー必見!ブログの記事を読みやすくスマートにする15個の文章術(2/3ページ)

6.無駄な表現や言葉は省略

無駄な表現がたくさんある場合には、それは読者にとっても無意味ですし、無駄に文章を長くしてしまいますので、読みにくいものになってしまいます。

無駄な表現を省くことで、伝えたいことが伝わりやすく、文章も短くなるので読みやすい文章になります。

以下の文章があるとします。

私は女優を職業としていて、そのため、昨日まで日本のほぼ裏側にあるブラジルという国のアマゾンという地域で映画の撮影をしていた。その撮影場所には体を洗ったりシャンプーをする温かいお風呂がなかったので、アマゾン川という川で体を洗っていた。川は温かくないので水はとても冷たく寒かった。そして、今日、私の母国である日本に帰国した。久しぶりに冷たくない温かいお風呂に入ることができたので、大はしゃぎしてしまうほど幸せでうれしい気持ちになった。

これだと無駄な表現が多すぎて読みにくいです。この文章の無駄な表現を省略すると以下のようになります。

修正

私は女優を職業としていて、そのため、昨日まで日本のほぼ裏側にあるブラジルという国のアマゾンという地域で映画の撮影をしていた。その撮影場所には体を洗ったりシャンプーをする温かいお風呂がなかったので、アマゾン川という川で体を洗っていた。川は温かくないので水はとても冷たく寒かった。そして、今日、私の母国である日本に帰国した。久しぶりに冷たくない温かいお風呂に入ることができたので、大はしゃぎしてしまうほど幸せでうれしい気持ちになった。

修正後

私は女優であり、昨日までブラジルのアマゾン地域で映画の撮影をしていた。その撮影場所にはお風呂がなかったので、アマゾン川で体を洗っていた。川の水はとても冷たく寒かった。そして、今日、日本に帰国した。久しぶりに温かいお風呂に入ることができたので、幸せでうれしい気持ちになった。

このように、無駄な表現を省くと、読者に伝えたいことだけを伝えることができ、読みやすい文章にすることができます。

注意することは、省くものは無駄な表現だけで、伝えたいことは省かないようにするべきです。無駄な表現がなく、伝えたいことだけであると、かなり読みやすいスマートな文章になります。

7.1つの文が長くなるようなら文を区切る

1文が長いとその文で伝えたいことを、読者はうまく理解することができません。そんなときは、その文を複数の文に分割すると読みやすくなります。

以下の文章があります。

地球温暖化は私たちが私生活で排出する温室効果ガスが原因であり、そのほとんどが二酸化炭素であり、それらを排出することを抑えることができれば地球温暖化の進行を抑えることができるので、私たち一人ひとりが意識することが重要で、それによって大規模な効果が生まれるので、そのように全国民が意識をするように努めるようにすることで、地球温暖化を抑制することができると考えられる。

以上はかなり長い文章ですが1文です。これではかなり読みづらいです。そこで、この文を複数の文に分割したものが以下のようになります。

修正

地球温暖化は私たちが私生活で排出する温室効果ガスが原因であり、そのほとんどが二酸化炭素であり、/(区切る)/それらを排出することを抑えることができれば地球温暖化の進行を抑えることができるので、/(区切る)/私たち一人ひとりが意識することが重要で、それによって大規模な効果が生まれるので、/(区切る)/そのように全国民が意識をするように努めるようにすることで、地球温暖化を抑制することができると考えられる。

修正後

地球温暖化は私たちが私生活で排出する温室効果ガスが原因であり、そのほとんどが二酸化炭素である。それらを排出することを抑えることができれば地球温暖化の進行を抑えることができる。よって、私たち一人ひとりが意識することが重要で、それによって大規模な効果が生まれる。そのように全国民が意識をするように努めるようにすることで、地球温暖化を抑制することができると考えられる。

以上のように1つの文を分割すると、読みやすく、意味がつかみやすくなります。

1文が長くなるようであれば、分割して読みやすくすることを心がけましょう。

8.1つの文が短くなるようなら隣の文と結合させる

1文が短すぎても逆に読みにくいです。そのようなときは、文と文を結合させましょう。

以下の文章があります。

私の名前は美穂です。14歳です。中学2年生です。朝日中学校に通っています。クラスは2年1組です。

この文だと、1つ1つの文が短すぎて読みにくいです。以下のようにつなげましょう。

修正

私の名前は美穂です「。」14歳です「。」中学2年生です。朝日中学校に通っています「。」クラスは2年1組です。

修正後

私の名前は美穂で、14歳の中学2年生です。朝日中学校に通っていて、クラスは2年1組です。

このようにすると読みやすくなります。

1文は短すぎてもいけないので、そのような場合は、隣の文と結合させることで読みやすい文章になります。

9.句読点を適切に使う

句読点は文章の意味のまとまりを区切るためのものです。まったく使わなかったり、逆に使いすぎたりすれば読みにくい文章になってしまいます。

句読点を適切に使い、意味のまとまりで区切ることで、読みやすい文章にすることができます。

以下の文章はダメな例です。

本当に、幸せなこと、というのは、一人ひとりによって、まったく、違うものです具体的には誰かと一緒にいることで幸せになると感じる人もいるし逆に独りになることで幸せと感じる人もいるでしょう。

読んでもらえばわかるように、「、」が多すぎたり少なかったり、「。」がない個所があります。

句読点を適切に使った文章は以下のようになります。

修正

本当に「、」幸せなこと「、」というのは、一人ひとりによって「、」まったく「、」違うものです「。」具体的には「、」誰かと一緒にいることで幸せになると感じる人もいるし「、」逆に独りになることで幸せと感じる人もいるでしょう。

修正後

本当に幸せなことというのは、一人ひとりによってまったく違うものです。具体的には、誰かと一緒にいることで幸せになると感じる人もいるし、逆に独りになることで幸せと感じる人もいるでしょう。

このようにある程度の意味のまとまりで句読点を使うと、読みやすくなります。

重要なのは、句読点で句切る意味のまとまりが、長すぎても短すぎても良くないということです。読みやすい適度な意味のまとまりで句読点を使うようにしましょう。

10.接続詞を適切に使う

接続詞とは、前後の文をつなぐ役割をする言葉のことです。接続詞には以下のようなものがあります。

「そこで」「そして」「よって」「だから」「こうすることで」「しかし」「なぜなら」

他にも様々な接続詞があり、それらを使うことで文と文との関連性が明確になり、読みやすく、理解しやすい文章に仕上げることができます。

以下の文章を例にあげます。

昨日遊園地に遊びに行った。友達に誘われたからだ。そのスケジュールは自分が決めた。自分が決めると友達に言ったからだ。まず朝の10時に遊園地についた。そして、観覧車に乗った。そして、お昼時になったのでご飯を食べた。そして、またアトラクションを楽しんだ。そして、その後は無事に帰宅した。

この文章は、前半は接続詞はなく、後半は「そして」を多用しているところに問題があります。これらを読みやすくしたのが、以下の文章です。

修正

昨日遊園地に遊びに行った。なぜなら友達に誘われたからだ。そのスケジュールは自分が決めた。なぜなら自分が決めると友達に言ったからだ。まず朝の10時に遊園地についた。そして、観覧車に乗った。そして、お昼時になったのでご飯を食べた。そして、またアトラクションを楽しんだ。そして、その後は無事に帰宅した。

修正後

昨日遊園地に遊びに行った。なぜなら友達に誘われたからだ。そのスケジュールは自分が決めた。なぜなら自分が決めると友達に言ったからだ。まず朝の10時に遊園地についた。そして、観覧車に乗った。お昼時になったのでご飯を食べた。そして、またアトラクションを楽しんだ。その後は無事に帰宅した。

以上のように、接続詞を適切に使うことで、前後の文の関連性を明確にすることができ、読みやすい文章にすることができます。

11.代名詞を適切に使う

代名詞は、一度出た名詞の代わりに使うもので、以下のような言葉が代名詞にあたります。

「あなた」「彼」「彼女」「これ」「あの」「そんな」

他にも代名詞は多数あり、これらの代名詞をうまく使うことで、文章を読みやすくすることができます。

以下の文章があるとします。

昨日は田中さんから電話があった。要件は田中さんの家に行って田中さんのパソコンを修理してほしいということだ。今日は田中さんの家にやってきて、田中さんのパソコンを見ている。田中さんのパソコンはかなり古い。しかし私は修理には自信があり、田中さんのパソコンを直すことができた。

この文章に、代名詞をうまく使うことで、以下のようにスマートな文章を使うことができます。

修正

昨日は田中さんから電話があった。要件は田中さん(彼)の家に行って田中さん(彼)のパソコンを修理してほしいということだ。今日は田中さんの家(そこ)に行って、田中さんの(その)パソコンを見ている。田中さんのパソコン(それ)はかなり古い。しかし私は修理には自信があり、田中さんのパソコン(それ)を直すことができた。

修正後

昨日は田中さんから電話があった。要件は彼の家に行って彼のパソコンを修理してほしいということだ。今日はそこに行って、そのパソコンを見ている。それはかなり古い。しかし私は修理には自信があり、それを直すことができた。

以上のように、何度も出てくる同じものは「彼」や「それ」という言葉で代用することにより、とても読みやすくなります。

注意するのは、代名詞を使いすぎると逆にわかりにくくなったり、どれがどの言葉を指しているかわからなくなるので、文章が長くなる場合や同じ代名詞を使う場合は、もとの名詞で表現することも重要です。