ブロガー必見!ブログの記事を読みやすくスマートにする15個の文章術
ブログの記事において、最もメインとなるものは文章です。文章が読みにくいと読者が逃げてしまうことになり、読みやすい文章を書くことが必要となります。
読みやすい文章は、特に難しい語彙や表現を覚えることなく、ある程度コツをつかめば、書けるようになります。
以下では、その読みやすくなる文章術を紹介します。
ブログの記事を読みやすくスマートにする15個の文章術
1.文体は統一する
文体とは文章の口調のようなもので、語尾が「だ・である」か「です・ます」の違いによって、文体は区別されます。
「だ・である調」は常体、「です・ます調」は敬体と言って、一つの文章ではどちらか一方に統一しましょう。
統一していなかったら、文章もまとまりのない感じになってしまい、かなり読みにくくなります。
以下のような文章があるとします。
私は先生のことが好きです。なぜなら、成績が良いといつも褒めてくれるからだ。まるでお母さんみたいな存在なので、とても大好きだ。でも、先生は私のことはただの生徒の一人としか見ていないでしょう。だから私は少し寂しいのだ。
このような文章はまるで統一感がなく、スムーズに読むことができません。文体を整えると以下のようになります。
だ・である調「常体」
私は先生のことが好きだ。なぜなら、成績が良いといつも褒めてくれるからだ。まるでお母さんみたいな存在なので、とても大好きだ。でも、先生は私のことはただの生徒の一人としか見ていないだろう。だから私は少し寂しいのだ。
です・ます調「敬体」
私は先生のことが好きです。なぜなら、成績が良いといつも褒めてくれるからです。まるでお母さんみたいな存在なので、とても大好きです。でも、先生は私のことはただの生徒の一人としか見ていないでしょう。だから私は少し寂しいのです。
以上のように、文体を統一すると、文章全体も統一された感じが出て、読みやすくなるので文体は必ず統一しましょう。
2.誰でも理解しやすい言葉を使う
難しい言葉や表現を使うと、読者はその意味を理解しづらくなります。
例えば以下のような文章があったとします。
今の恋仲の人と愚劣な関係性を築いています。そのため今日、その人に私の率直たる信念を暴露し、関係を断ち切ることで、私の中の暗愚な感情を拭い去り、誇るべき意思を一新しようと、その人に面会を申し出ました。
これでは何を言っているのかさっぱりわかりません。これは以下のように簡単な文章にすることができます。
修正
今の恋仲の人(付き合っている恋人)と愚劣な関係性を築いています(仲が悪いです)。そのため今日、その人に私の率直たる信念(本音)を暴露し(はっきり言って)、関係を断ち切る(別れる)ことで、私の中の暗愚な感情(愚かさ)を拭い去り(なくし)、誇るべき意思(プライド)を一新しよう(持ち直そう)と、その人に面会を申し出ました(会いに行きました)。
修正後
今付き合っている恋人とは仲が悪いです。そのため今日、その人に私の本音をはっきり言って別れることで、私の中にあった今までの愚かさをなくし、自分自身のプライドを持ち直そうとするために、その人に会いに行きました。
以上のようにすると、かなりわかりやすくなります。難しい言葉は優しい表現にしたり、日本語で意味がつかみにくいものは、直感的に分かりやすいカタカナ語を使うようにすると読みやすくなります。
このように、わかりにくい難しい言葉や表現を多用するのではなく、誰にでもわかりやすい言葉を使うようにすれば、読みやすい文章になります。
3.漢字・ひらがな・カタカナ・英語を適切に使う
普段の生活で見慣れない漢字が文中にあると、その漢字が読めなくて、意味を理解できないことがあります。
また、普段は漢字で読むことが多い文字がひらがなであると、これもまた読みにくい文章になってしまいます。
他にも、カタカナや英語も普段見慣れない形で表記すると読みにくいです。
普段の生活で読むことが多い形の文字を使って文章を作ると、読者は意味を理解しやすくなります。
以下の文章を見てください。
私が専門にしている分野はのうかがく(ブレイン サイエンス)です。この学問は難しい、又は可成りややこしいと思われていることが多いです。然し、この学問は私にとってはみりょくてきなもので、自分の視野をよりopenにしてくれます。
この文章はところどころ読みにくいところがあります。それは、普段から見慣れない形で書いてあるからです。よって、以下のように、それぞれの言葉を普段から見慣れている形にします。
修正
私が専門にしている分野はのうかがく(脳科学)(ブレイン サイエンス(brain science))です。この学問は難しい、又は(または)可成り(かなり)ややこしいと思われていることが多いです。然し(しかし)、この学問は私にとってはみりょくてき(魅力的)なもので、自分の視野をよりopen(オープン)にしてくれます。
修正後
私が専門にしている分野は脳科学(brain science)です。この学問は難しい、またはかなりややこしいと思われていることが多いです。しかし、この学問は私にとっては魅力的なもので、自分の視野をよりオープンにしてくれます。
このようにするとかなり読みやすくなるということがわかるでしょう。
文章だからと言って、普段見慣れない表記にするのではなく、漢字・ひらがな・カタカナ・英語は普段見慣れている表記をすることで、読みやすい文章になります。
4.専門用語には説明を加える
誰でも理解しやすい言葉を使うことが重要ですが、専門用語を使用しなければならない時もあります。
専門用語は専門的な言葉なので、一般の人で知る人は少ないのでしょう。よって、少し説明を加えると読みやすい文章に変えることができます。
例えば以下の文章があるとします。
この食べ物にはアセチルコリンが含まれているので、摂取すると脳が刺激されて記憶力や集中力がアップするため、勉強がはかどります。
この文章であると、この食べ物を食べると勉強がはかどるということはわかりましたが、その脳を刺激するアセチルコリンというものは、普通の人ではまったく意味が分かりません。
よって、このアセチルコリンに少し説明を加えて、以下のような文章にするといいでしょう。
この食べ物には、学習や記憶、覚醒、睡眠に対する神経伝達物質として働くアセチルコリンという成分が含まれているので、摂取すると脳が刺激されて記憶力や集中力がアップするため、勉強がはかどります。
以上のようにすると、アセチルコリンは学習に関しての神経伝達物質であるので、脳が刺激されて勉強がはかどるということがわかるようになります。
このように、専門用語にはすこし説明を加えることで、それを知らない読者でも理解することができ、読みやすい文章にすることができます。
5.短い表現や言葉を使う
文章は長くなればなるほど読みにくくなります。
長くなってしまう文章であれば、仕方がありませんが、ぐたぐたと長い表現を羅列しているような文章はNGです。
そのため、長くなってしまう表現は、短い言葉に置き換えられるものがないかどうか検討し、短い言葉にできるものがあれば、その言葉に置き換えましょう。
例えば以下の文章があったとします。
今から10時間前の5月2日の午後8時に私は日記に次のようなことを書いた。「私にはもう、将来において期待できる物事や、自分がどんな風になりたいかなどの思いもない。そのため、他の人に人生で負けてしまっている気持ちや、これから先の自分の将来はどうなるんだろうなどという考えがある。」
これでも意味が通じますが、少し表現が幼稚ですし、長ったらしいです。この文章のそれぞれの言葉を短いものに置き換えると以下のような文章になります。
修正
今から10時間前の5月2日の午後8時(5月2日の20時)に私は日記に次のようなことを書いた。「私にはもう、将来において期待できる物事(希望)や、自分がどんな風になりたいかなどの思い(夢)もない。そのため、他の人に人生で負けてしまっている気持ち(人生における劣等感)や、これから先の自分の将来はどうなるんだろうなどという考え(将来への不安感)がある。」
修正後
5月2日の20時に私は日記に次のようなことを書いた。「私にはもう、将来の希望や夢もない。そのため、人生における劣等感や、将来への不安感がある。」
このようにすると、かなりスマートな表現にすることができます。
長ったらしい表現を使って読みにくい文章になってしまうときは、短い言葉に置き換えることで、読みやすい文章にすることができます。