ブロガー必見!ブログの記事を読みやすくスマートにする15個の文章術(3/3ページ)
12.同じ表現を繰り返すときは違う言葉にする
上記の代名詞を使うのは、同じ名詞ばかりだと、くどく感じて読みにくいからです。
そして、名詞だけではなく、その他の表現も同じ言葉をたくさん使用していると、しつこく感じで読みにくい文章になります。
それを防止するために、同じ表現を繰り返すときは違う言葉にすると、読みやすい文章を書くことができます。
以下の文章があるとします。
私は英語は生涯学ぶべきものであると思う。英語を学ぶと、ビジネスにおいて便利であると考えられる。また、旅行の際にも便利になると考えられ、さらに英語の本を読む際も便利であると考えられる。そして、外国の人と交流できるという点でも便利だと考えられる。
この文章では、英語の利便性について述べていますが、「便利」と「考えられる」という表現が多用されていて、かなりしつこい感じになっています。これを少し言葉を変えて以下のようにします。
修正
私は英語は生涯学ぶべきものであると思う。英語を学ぶと、ビジネスにおいて便利であると考えられる。また、旅行の際にも便利になると考えられ(役立ち)、さらに英語の本を読む際も便利であると考えられる(有効活用できるだろう)。そして、外国の人と交流できるという点でも便利だと考えられる(だろう)。
修正後
私は英語は生涯学ぶべきものであると思う。英語を学ぶと、ビジネスにおいて便利であると考えられる。また、旅行の際にも役立ち、さらに英語の本を読む際も有効活用できるだろう。そして、外国の人と交流できるという点でも便利だろう。
以上のように、同じ表現を、同じ意味の違う言葉に変えるだけで、読みやすい文章に変えることができます。
文章全体もスマートに見えるため、同じ表現は適切に違う言葉に置き換えて表現するようにしましょう。
13.結論を最初に述べる序論・本論・結論方式で書く
これだけは絶対やれ!論文やレポートで守らなければならない書き方20か条の記事で、論文においては、序論・本論・結論という順番で書き、序論は結論、本論はその説明や理由づけ、そしてまた最後に結論を書くということを紹介しました。
ブログの記事においても、読者は結論を求めているので、結論を先に書き、そのあとにその説明を書き、そしてまた最後に結論を書くという方法で記事を書くと、読みやすい記事になり、読者にも伝えたいことを正確に伝えることができます。
以下は結論を先に持ってきているパターンです。
私たちが調査しているのは未確認生物「ニンゲン」の存在である。これに関して、以前の南極の調査結果で驚くべきことが分かった。調査中、一時的に南極の水温がありえないほどに上がるという現象が確認された。その時は周りの海が波打ち、地響きが聞こえた。そして、海の中の生物を探知するための装置が、南極海ではありえない大きさの生物を探知したのだ。私たちはそのとき急いで、その生物が何なのか調べようとしたが、とてつもないスピードで深海を移動して、逃げられてしまった。しかし、そのとき私ははるか遠くの方に巨大な人型の生物を肉眼で発見できた。それは遠くの方だったのではっきりとは確認できていないが、他の調査員も見たという。このことから、私たちはニンゲンが存在するのではないかという結論を下した。
以上で、話していることは「未確認生物ニンゲンの存在」についてです。読者が求めている情報はそれが存在するかどうかという結論です。しかし、その結論はこの長い文章を最後まで読まないとわかりません。
そこでその結論を先に出したものが以下の文章になります。
私たちが調査しているのは未確認生物「ニンゲン」の存在である。これに関して、以前の南極の調査結果で驚くべきことが分かった。ニンゲンは存在するかもしれないのだ。調査中、一時的に南極の水温がありえないほどに上がるという現象が確認された。その時は周りの海が波打ち、地響きが聞こえた。そして、海の中の生物を探知するための装置が、南極海ではありえない大きさの生物を探知したのだ。私たちはそのとき急いで、その生物が何なのか調べようとしたが、とてつもないスピードで深海を移動して、逃げられてしまった。しかし、そのとき私ははるか遠くの方に巨大な人型の生物を肉眼で発見できた。それは遠くの方だったのではっきりとは確認できていないが、他の調査員も見たという。このことから、私たちはニンゲンが存在するのではないかという結論を下した。
太字の部分が結論です。そのあとの「調査中、・・・」からが本論にあたり、最後の「このことから・・・」が結論になっています。
以上のように、結論を前に持ってきて読者の知りたい情報を先に伝えるようにすることで、読者はその詳しい情報の説明や根拠を知りたいと思うようになり、その先の文章をスムーズに読むことができて、文章内容も理解しやすくなります。
なので、文章を書くときは序論・本論・結論の構成に従い、内容は結論・説明・結論というようにしましょう。
14.時系列や因果関係などの前後関係を明確にする
文章は当たり前のことですが、最初の文字から最後の文字にかけて読み進めていきます。
つまり、時系列や因果関係などの前後関係を明確にして書かないと理解しにくい文章になってしまうのです。
先に書くべきものは先に書き、後に書くべきものは後に書くという当たり前のことを守ることで、理解しやすい文章にすることができます。
以下の文章を見てください。
小学生が泣いてしまった。原因は私がぶつかってしまったからだ。私がぶつかってしまった原因は私がよそ見をしていたからだ。よそ見をしていたのは珍しい車が走っていたからだ。
これでも意味が通じますが、このような文章がいくつもあるような長文であったら確実に読みにくくなります。前後関係を整えると以下のようになります。
珍しい車が走っていたので私はよそ見をしてしまった。そのせいで小学生にぶつかってしまい、その子は泣いてしまった。
以上のように文章の時系列や、原因と結果などの前後関係を整えることですんなりと理解する文章にすることができます。
文章を書くときはきちんと前後関係を整えて書くようにしましょう。
15.意味の通る文章を書く
最後に、当り前のことを書いておきますが、意味の通る文章を書くようにしましょう。
以下のような意味が分からない文章は厳禁です。
とても寒かったので冷たいシャワーを浴びて体を温めた。体が温まったところで、小鳥が突然泣き出したときに火山が噴火した。まるでこの世の終わりのような光景であり、マグマは明らかに熱いだろうが、私が大学生の頃は私はもっとモテていたと思う。
このような文章は何が言いたいのかもわからず、文章自体も意味不明です。
上記のようなまったく意味のわからない文章は普通書かないでしょうが、知らないうちに少しだけ意味がわからなくなってしまうことを書いてしまうことがあります。
そのような時は、発見次第、きちんと修正して意味が通る文章にしましょう。
まとめ
以上のことを意識して文章を書くことで、読みやすく理解しやすい文章にすることができます。
しっかりと読みやすい文章を書くことで、読者の役にも立つし、それによって多くの人に読まれることにつながるので、ぜひ以上のことを実践することをお勧めします。
最後に15個の文章術を以下にまとめておきます。
- 文体は統一する
- 誰でも理解しやすい言葉を使う
- 漢字・ひらがな・カタカナ・英語を適切に使う
- 専門用語には説明を加える
- 短い表現や言葉を使う
- 無駄な表現や言葉は省略
- 1つの文が長くなるようなら文を区切る
- 1つの文が短くなるようなら隣の文と結合させる
- 句読点を適切に使う
- 接続詞を適切に使う
- 代名詞を適切に使う
- 同じ表現を繰り返すときは違う言葉にする
- 結論を最初に述べる序論・本論・結論方式で書く
- 時系列や因果関係などの前後関係を明確にする
- 意味の通る文章を書く
以上のことを意識して、ブログの記事を書くようにしましょう。