腸の調子を整えて良くする!便秘の簡単で効果的な解消方法6選(2/3ページ)

4.マッサージをする

便秘の解消法としてスタンダードなものとしてはマッサージやツボ押しがあります。腸をマッサージすることで、その働きを活発にすることができます。

便秘に効果的なマッサージはいろいろとあり、以下のマッサージがおすすめです。

「の」字マッサージ

腸をマッサージするときは、「の」の時に、腸に沿った形でマッサージすると効果的です。以下の方法で行います。

  • 仰向けになり、腰の下にクッションなどを入れる(腰を浮かすことでお腹が伸びるため)
  • 親指以外の4本の指を揃えて、優しくお腹に触れる
  • お腹を軽く押しながら、時計周りに「の」の字に動かしていく

30周ほど繰り返すと、腸に適切な刺激を送ることができます。

座って行うマッサージ

便秘解消のマッサージには、座ってできるものもあります。どこでもできるので、座っているときは意識してやってみるといいでしょう。以下の手順で行います。

  • 椅子に座り、姿勢を正す
  • おへそをへこませ、お尻を締める
  • ゆっくりと身体を左右にひねる(左で5秒、右でも5秒間静止)

ねじれ腸・落下腸マッサージ

便秘は腸がねじれたり、垂れさがったりすることで起きることもあります。頻繁に便秘に悩まされる人はこのタイプなので、このマッサージがおすすめです。

まず、以下の手順で横行結腸と下行結腸へのマッサージを行います。

  • 立った状態で両足を肩幅(もしくは少し広いぐらい)に広げる
  • 両手を水平に広げ、上体を左右交互にひねる

ラジオ体操にあるひねりの運動と似たような動きですが、お腹を揺らしているというイメージを持つことが大切です。約1分間続けます。

次に、下行結腸へのマッサージをします。

  • 仰向けになり、両膝を立てる
  • 腰の下に座布団やクッションなどを敷く
  • 左側の肋骨の下あたりから骨盤にかけて、両手で押していく(約1分間)

マッサージは、腸が揺れるようなイメージで押していきましょう。

最後に、下行結腸へのマッサージの体勢でS字結腸へのマッサージを以下の手順で行います。

  • おへその下から恥骨にかけて両手の指で押していきます。約1分間行いましょう。
  • 反対に恥骨からおへその下にかけて、今度は腸を持ち上げるようにマッサージします。こちらも1分間ほど行います。

下行結腸へのマッサージと同じく、腸が揺れるようなイメージで押していきます。

ねじれ腸マッサージは以上の運動を1セットとして、朝食前と就寝前の2回行うようにしましょう。これで、落下腸の改善にもつながります。