滑舌が悪いのを改善して治す!滑舌を良くする方法やトレーニング6選(2/3ページ)

3.子音に問題がある人は舌を鍛える

次に子音の発音がうまく出来ない人の対処法です。子音がうまく言えない人は、舌や唇の使い方がおかしく、サ行やラ行などがうまく発音できません。おそらく、このパターンが滑舌の悪い人には一番多いでしょう。

この場合は、やはり上述したように舌や唇を意識的に動かして、しっかりと子音を発音できるようにしましょう。また、以下のようなトレーニングをやるのもいいでしょう。

1、口を閉じます。トレーニングの最後まで口は閉じています
2、舌を下唇と下歯茎の間にさし込みます
3、舌の先に力を入れて、右端から左端にゆっくり移動します
もしメトロノームがあれば目盛60で5拍かけて移動します
4、左端までいったら、そのまま力をゆるめずに右端に戻ります
5、以上を3往復みっちり行います
6、3往復終わったら、今度はそのまま上唇と上歯茎の間に移動
7、同じように3往復行います

以上のトレーニングを行えば舌を鍛えることができ、意識的に日々の会話ではきはきと話すことを心がければ、次第に滑舌の悪さは改善できるようになります。

4.とにかく音読して鍛える

そして、いくら意識的に舌・唇の動きを意識したり、滑舌トレーニングを行ったとしても、それが単発的なものであれば、実際の会話では活かすことができないでしょう。例えば、泳ぎ方を習得しても、いきなり1㎞泳ぐことはできないのと一緒です。

実際の会話では長い言葉や連続した会話を行い、それに慣れるようにする必要があります。そこで、トレーニングなどで改善した滑舌を実際の会話でものにできるように、音読トレーニングをするようにしましょう。

小説や映画のセリフなど何でもいいので、それを滑舌を意識して音読するようにして、長い言葉や連続した会話に慣れるようにしましょう。そうすれば、改善した滑舌を実際の日常会話でも活かすことができ、滑舌の悪さは改善されるようになります。

5.鼻呼吸や腹式呼吸を意識する

また、滑舌の悪さには、呼吸の仕方にも原因があります。口呼吸は口をずっと開けていることで、唇の筋肉が弱りやすく、滑舌が悪くなってしまいます。

口呼吸をしているひとは、意識的に口を閉じて鼻呼吸をするようにしましょう。また、腹式呼吸も重要なポイントとなります。

はきはきと発声するためには、それなりの力が必要です。それを楽に行うためには腹式呼吸が欠かせず、話すときはしっかりと腹式呼吸を意識するといいでしょう。