受験本番を意識せよ!入試対策における過去問の正しい使い方や勉強法5選
センター試験や入試対策においては過去問は必須となります。過去問対策をすることで、当日の試験をスムーズに解くことができます。
しかし、それは過去問を効果的に使うことができたらの話です。過去問の正しい使い方を理解せずに、間違った勉強法をしていては意味がありません。
過去問の対策は、単なる問題演習ではなく、本番のために必要な対策となります。そこで、今回は過去問の正しい使い方と勉強方法について紹介します。
過去問はとにかく解けばいいと間違った使い方をしている人や、どのように使えばいいかわからない方はぜひ参考にしてください。それではどうぞ!
入試対策における過去問の正しい使い方や勉強法5選
1.本番を意識して制限時間を決めて解く
そもそも、過去問とは単に問題演習をするためではありません。問題演習をするならば、別の参考書を使った方が効率が良いです。
では、なぜ過去問の対策が必須なのか。それは、本番の試験の練習をするためです。過去問は問題演習ではなく、本番に慣れるためのものです。
スポーツでも音楽でも、本番を迎えるにあたり、練習をします。それは本番をいつもの調子でできるようにするためです。練習しなければ、本番のプレッシャーに動揺したりして、本来の調子が出ません。
入試も同じもので、その入試形式に慣れておくことが日必要です。本番の試験を普段の調子で解くために、その形式に慣れる目的で過去問を使うのです。つまり、勉強能力を高めるのではなく、本番で能力を最大限発揮するための練習に使うものです。
そこで、重要な使い方としては、本番を意識して解くということです。
- 制限時間を本番と同じにする
- その時間内は問題を解くことだけに集中する
- カンニングしたり、途中でやめたりしない
このルールを守って過去問に取り組むことで、試験本番同様の練習が可能になります。その問題形式に解くことを慣れておくことで、本番も戸惑うことなく試験に取り組むことができます。
2.問題の出題傾向をしっかりと把握する
そして、過去問は試験を分析するために使うことも目的とした対策となります。内容を分析することでどんなパターンの問題が出るかが把握でき、試験をスムーズに解くためのキーとなります。
スポーツにおいても、相手チームの戦略や選手を分析するのと同じで、入試においても自分が取り組むテストの問題の内容を把握する必要があります。そのために、まずは出題傾向の把握をしっかりしましょう。
問題の傾向を把握しておけば、その試験ではどういう問題が出て、どんな解き方をすればいいのかを把握できます。それの出題傾向を中心に勉強することで、攻略しやすくなります。
センター試験や入試は毎年似た傾向の問題が出題されているので、その傾向に沿った対策をしましょう。英語の試験で長時間のリスニングがあれば、普段から長文のリスニングを練習することで解きやすくなります。
出題傾向の把握をし、その対策をすることで、試験を攻略しやすくなるのです。単に解くというだけではなく、分析もするようにしましょう。
3.時間配分の調整を考える
そして、出題傾向の分析と共に、時間配分の調整も必要です。どんな傾向の問題が出るか把握できても、それを制限時間以内に解けなければ意味がありません。
配点の低い問題に時間を食っていたら損をすることになります。そのため、しっかりと時間配分を考えて、制限時間以内にできるだけ多くの点数を獲得できるようにするべきです。
また、試験では制限時間内では解くことができないように作られているものもあり、そのような試験ではさらに解くべき問題とそうでない問題の時間配分が重要となります。
そのため、過去問を解く際にはそれぞれの問題の時間配分を考えて解くことが重要です。それぞれの問題に、制限時間を設定するといいでしょう。すぐ解けるような配点の低い問題は制限時間を短くし、わからなくても飛ばすようにしましょう。そして、時間が必要で配点の大きい問題に多くの時間をかけて解くようにしてください。
このように、問題にかかる時間と配点比率を考え、うまい時間配分ができるようにしましょう。簡単で配点の低い問題はさっさと終わらして、配点の大きい問題に時間をかけることが理想的です。その解き方ができるように、過去問で練習をしましょう。