SEOで検索順位の上位を獲得するための内部リンクの重要性と対策法(3/3ページ)
ページ数を増やす
内部リンクは1ページからのリンクの数より、同じリンクを持ったページ数を増やす方がリンクをたどりやすくなります。
これは、リンクの数を1つ増やしただけではその1つしかリンクをたどるパターンが生まれませんが、ページを増やせば、それが1ページだとしても何通りものリンクをたどるパターンが生まれるからです。
文章だけではわかりにくいので、表で説明します。ファイルが1つあるだけで以下のようにパターンが増加します。
ファイルはAとBの2つ | ファイルはAとBとXの3つ |
---|---|
A C | A C |
B C | B C |
A B C | X C |
B A C | A B C |
A X C | |
A B X C | |
A X B C | |
B A C | |
B X C | |
B A X C | |
B X A C | |
X A C | |
X B C | |
X A B C | |
X B A C |
以上のように、ページを増やすだけで、リンクをたどる様々なパターンができるので、ページをなるべく増やすようにしましょう。ページを増やす方法としては以下の例が挙げられます。
- 記事数を増やす
- ブログなど、記事数を増やせばその度にページ数が増加することになるので、記事を増やせる場合は、とにかく記事を増やすことに集中しましょう。
- ページネーション
- ページネーションも有効な手段の1つです。記事一覧ページが長すぎる場合には、ページネーションで区切ることで、見やすくなるし、ページ数も増やすことができます。
- 関連コンテンツの表示
- ブログなどであれば、記事の途中や最後に関連のある記事へのリンクを追加しましょう。こうすることで、ページごとの関連性がクローラーに把握しやすくなり、リンクをたどるパターンも増えます。
リンクはテキストにする
リンクを画像で指定しているサイトがありますが、なるべくそれはやめて、テキストリンクを使うようにしましょう。
クローラーは画像自体の識別はできますが、どのような画像で、どんな文字が書いてある画像なのかは識別することができません。
それが文字であれば、クローラーはきちんと理解することができ、クロールの効率化につながります。
内部リンクの注意点
内部リンク対策のために、むやみにリンクを増やしたりページ数を増やしたりすることはスパムと見なされたり、質の低いコンテンツが増えて低評価されがちです。
内部リンク対策は十分に注意する必要があり、以下のことを注意するべきです。
- 無駄なリンクを増やさない
- 無駄にリンクを貼るとスパムとして低評価をされることがあります。必要な関連のあるページをリンクでつなぐようにしましょう。
- 質の低いコンテンツを増やさない
- クローラーの巡回パターンを増やすために、質の低いページを大量に量産しても意味がありません。内部リンク対策は高品質なページをきちんと評価させるためのものです。質の高いコンテンツを作るように心がけましょう。
- リンクでたどることができないページを作らない
- リンクでたどることができなければ、そのページがいくら高品質であってもクローラーはたどり着くことができません。必ず、それぞれのページのリンクをたどることで、すべてのページを巡回できるようにリンクを貼りましょう。
- ユーザーを第一に考える
- クローラーの巡回を考えることも重要ですが、その対策によってサイトが利用しにくくなってしまえば意味がありません。内部リンク対策においてはきちんとユーザーが利用者しやすい設計を心がけましょう。ユーザーが利用しやすいならば、それはもちろんクローラーにとっても巡回しやすいものでしょう。
まとめ
以上が、内部リンクの重要性と対策法でした。
内部リンク対策は高品質のコンテンツをきちんとクローラーに評価させて、検索順位の上位にきちんと表示させることが目的です。
リンクを張り巡らせようと、ページを大量に作って、頻繁にクローラーが来るようになっても、それらが高品質のコンテンツでなければいつまでたっても検索順位の上位には入り込めません。
質の高いコンテンツを作ることを意識したうえで、内部リンクを考えることがベストな施策となるでしょう。