ブラックハット!SEO対策でやってはいけないスパム行為やポリシー違反
SEO対策において、キーワードや被リンクの数というものは重要な順位決めの要素になりますが、やりすぎるとスパムとGoogleに判断されてしまい、検索順位が大幅に下落してしまったり、最悪な場合、検索結果から削除されてしまうことにもなります。
そこで、今回はやってはいけないスパム行為や、ポリシー違反を紹介します。
Googleに嫌われるやってはいけないスパム行為やポリシー違反
やってはいけない意図的なスパム行為
Googleがスパムと判断するコンテンツはいくつかの種類があります。ここでは、それらを紹介するにあたり、以下のサイトを参考にしています。
Googleのペンギンアップデートにより、スパムなどで検索順位の上位表示を狙うブラックハットなSEOはペナルティや低評価を受けるようになりました。
スパムコンテンツは自分の意図的な行為と、意図しないでスパムと判断されてしまうものの2つあります。
意図しないスパムコンテンツは後述します。ますは、自分で意図的にやることができるスパム行為を紹介します。
以下のことは、スパムコンテンツとして判断されてしまうので、絶対にやめましょう。
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- リンクプログラム
- 隠しテキストと隠しリンク
- キーワードの乱用
- 自動的に生成されたコンテンツ
- 誘導ページ
- 無断複製されたコンテンツ
- 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
- 悪意のある動作を伴うページの作成
- ドメインパーキング
- スパムコンテンツを含むホスティングサービスと動的DNSプロバイダ
- リッチスニペットマークアップを悪用すること
- 自動化されたクエリをGoogleに送信すること
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
クローキング
クローキングとは意図的に検索エンジンのクローラーと人間が見るときで違うコンテンツを表示させることです。
低品質になってしまうコンテンツを、クローラーにだけは文字数やキーワードを増やして高品質なコンテンツであると認識させることで、クローラーをだまして評価を上げる方法です。
昔は効果はありましたが、今では察知できるようになり、スパムと判断されます。クローキングの主な例は以下のものがあります。
- 検索エンジンには HTML テキストのページを表示し、人間のユーザーには画像や Flash のページを表示する。
- ページをリクエストした User-agent が人間のユーザーではなく検索エンジンである場合にのみ、ページにテキストやキーワードを挿入する。
以上のように、クローラーと人間で見せているコンテンツを意図的に変えている場合はクローキングと判断されてしまうので絶対にやめましょう。
不正なリダイレクト
不正なリダイレクトとは、ユーザーが訪れたサイトのURLとは別のURLのページへリダイレクトさせたり、クローキングと同じようにリダイレクトを使ってクローラーと人間で違うコンテンツを表示させる手法です。
ログイン後のリダイレクトや、サイト移転のリダイレクトは大丈夫ですが、明らかに無意味で不自然なリダイレクトは不正リダイレクトでスパムコンテンツとして判断されてしまいます。
無意味なリダイレクトはやらないようにしましょう。
リンクプログラム
リンクプログラムとは、被リンクの獲得を狙った相互リンクや大量のリンク売買のことです。
被リンクの獲得はSEOにおいて重要ですが、現在は数ではなく、ナチュラルリンクや質の高いサイトからのリンクが有利となっていて、低品質なページからのリンクは逆にマイナス評価につながります。
そして、大量の被リンクや、不自然やなリンクはやりすぎるとスパムと判断されてしまいます。
リンクプログラムと見なされる行為は以下のようになっています。
検索結果でのサイトのランキングに悪影響を与える可能性のあるリンク プログラムの例としては、次のようなものが挙げられます:
- PageRankを転送するリンクの売買。これには、リンク、またはリンクを含む投稿に対する金銭のやり取り、リンクに対する物品やサービスのやり取り、商品について書いてリンクすることと引き換えに「無料」で商品を送ることなどが含まれます。
- 過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
- アンカー テキスト リンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクル マーケティング キャンペーンやゲスト投稿キャンペーン。
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
さらに、サイトの所有者が編集時にページに配置したリンクではないリンクや保証していないリンク(不自然なリンクと呼ばれます)を作成することは、Google のガイドラインへの違反と見なされることがあります。Google のガイドラインへの違反にあたる不自然なリンクの例としてよくあるケースを次に紹介します:
- PageRank を転送するテキスト広告。
- PageRank を転送するリンクを含む記事に対して支払いが行われるアドバトリアルやネイティブ広告。
- 他のサイトに配布される記事やプレス リリース内の最適化されたアンカー テキスト リンク。次に例を示します。
(例は省略)- 質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク。
- さまざまなサイトに分散するウィジェットに埋め込まれたリンク。例:
(例は省略)- さまざまなサイトのフッターに分散して幅広く埋め込まれたリンク。
- フォーラムでのコメントにおいて、投稿や署名の中に含まれる作為的なリンク。例:
(例は省略)
以上のようなものがスパムとして判断されます。なお、例があって、引用なら大丈夫だと思うのですが、万が一スパムとして判断されるかもしれないので引用部分では省略しました。具体的な例を見たい人は、引用元で見ることができます。
このようなリンクプログラムは絶対にやめましょう。
隠しテキストと隠しリンク
隠しテキストと隠しリンクは、cssで見せなくしたり、背景と同じ色にして見せないようなテキストやリンクのことです。
例は以下の通りです。
- 白の背景で白のテキストを使用する
- テキストを画像の背後に置く
- CSS を使用してテキストを画面の外に配置する
- フォント サイズを 0 に設定する
- 小さな 1 文字(段落中のハイフンなど)のみをリンクにしてリンクを隠す
主にキーワードやリンク数を稼ぐことが目的ですが、このような手法は今では簡単に見破られるので絶対にやめましょう。
キーワードの乱用
検索結果においては検索キーワードに関連したコンテンツが表示されやすいので、コンテンツの中にたくさんキーワードがあるほど、検索にヒットしやすくなります。
しかし、むやみにキーワードを詰め込んだり、羅列したりすることはスパムと判断されます。以下が、キーワードの乱用の主な例です。
- 実質的な付加価値のない電話番号の羅列。
- ウェブページが特定の市町村や都道府県に関する検索結果の上位に掲載されるようにするために市町村名や都道府県名を羅列したテキスト。
- 同じ単語や語句を不自然に感じられるほどに繰り返すこと。例:
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キーワードを増やしたいのなら、それに関する情報を増やして、必要なキーワードだけ使うようにしましょう。
自動的に生成されたコンテンツ
自動的に生成されたコンテンツとはプログラムを使って、大量にページを生成して、大量のキーワードの確保や、内部リンクの大量構築をする手法です。
例は以下の通りです。
- 自動化されたツールで翻訳されたテキストが人間によるチェックや編集を経ず公開されたもの
- マルコフ連鎖などの自動化されたプロセスを通じて生成されたテキスト
- 自動化された類義語生成や難読化の手法を使用して生成されたテキスト
- Atom/RSS フィードや検索結果からの無断複製によって生成されたテキスト
- 複数のウェブページからのコンテンツに十分な付加価値を加えることなくそれらをつなぎ合わせたり組み合わせたりしたもの
自動生成によって楽に大量のキーワードや内部リンクを構築できますが、簡単にスパムと察知されてしまうので、やってはいけません。
誘導ページ
誘導ページとは特定のキーワードに特化したページで、上位に表示させることでそのページから本来集客したいページへ誘導させるようなページのことです。
誘導ページの例は以下のようなものが当てはまります。
- 特定の地域や都市を対象としたドメイン名を複数持ち、それらのドメインから 1 つのページにユーザーを誘導するもの
- アフィリエイトリンクのみを目的として作成されたテンプレートを使用したページ
- 市町村名や都道府県名などの特定のクエリに対する検索結果で上位に掲載されるようにするために、サイト上の複数のページに類似のコンテンツを掲載したもの
主にアフィリエイトなどに使われる手法で、これは検索エンジンとユーザーの両方をだましていることになり、しかも低品質になりがちでスパムと判断されます。
誘導ページの作成は行わないようにしましょう。
無断複製されたコンテンツ
無断複製のコンテンツとは、他のサイトのコンテンツを無断でコピーし、そのまま自分のサイトのコンテンツとして掲載しているものです。
主に、質の高いページのコンテンツをコピーすることで検索順位の上位を狙おうとする手法ですが、コピーコンテンツは今のGoogleでは簡単に見抜くことができ、スパムとして判断されます。
主な例は以下の通りです。
- 他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト
- 他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト
- 何らかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト
- ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト
コピーコンテンツを作るのはやめましょう。文章を引用するときもblockquoteタグや、qタグを使用して引用するようにしましょう。
十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
十分に価値のないアフィリエイトサイトもスパムとして判断されます。内容が薄いことや、コピーコンテンツが原因で、以下のようなものが低評価を受けたり、スパムとして認識されます。
- 商品アフィリエイト リンクを含むページで、商品の説明とレビューを元の販売者から直接コピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなくそのまま掲載しているもの。
アフィリエイトサイトを作るときはただリンクを貼りつけたり、説明文をコピーしただけの内容にはならないようにしましょう。
アフィリエイトサイトを見て、ユーザーが商品を買いたいと思うのは、それがユーザーに何らかの利益や価値を与えるからです。
独自の感想やレビューなどを追加して、ユーザーに役立つように商品などを紹介するようにしましょう。
悪意のある動作を伴うページの作成
悪意のある動作を伴うページとは、Javascriptを利用してブラウザをフリーズさせたり、ウイルスなどが入った悪質なファイルやソフトを自動的にダウンロードさせるような、ユーザーに悪影響を与えるサイトのことを言います。
主な例は以下の通りです。
- ページ上のコンテンツの位置を変えたり操作することで、ユーザーが特定のリンクやボタンをクリックしていると認識していても、実際にはページの別の部分をクリックしたことになるようにすること
- ページに新しい広告やポップアップを挿入する、ページ上の既存の広告を別のものに置き換える、またはそのような動作をするソフトウェアを宣伝またはインストールすること
- ユーザーがダウンロードをリクエストしたときに意図しないファイルもダウンロード対象に含めること
- ユーザーのコンピュータにマルウェア、トロイの木馬、スパイウェア、広告、ウイルスをインストールすること
- ユーザーに知らせて同意を得ることなくユーザーのブラウザのホームページや検索設定を変えること
普通にwebサイトを公開するうえでは、上記のようなことはあり得ないので、悪意を持った人がほとんどです。
このようなサイトは悪質だと判断され、検索結果から削除されます。もしも、意図しないファイルをダウンロードさせてしまうような設定になっているのなら今すぐに直しましょう。
ドメイン パーキング
ドメインを取得したら、そのドメインでコンテンツを公開します。
しかし、ドメインを取得した状態で、コンテンツを公開していないと、そのドメインにアクセスしたときには代わりのページが表示されます。
そして、その代替ページでは広告が表示されるようになり、その広告がクリックされると、そのドメインのユーザーに収益が入ります。
ドメインパーキングとは、ドメインを取得してサイトを公開していないのにも関わらず、代替ページでの広告収益を狙う目的で、ドメインを確保しておくことを指します。
基本的にサイトが公開されていないドメインは検索結果に表示されないので問題はないです。
もし使用していないドメインがあるならば、きちんとサイトを公開して検索エンジンに表示させるか、必要がないならば更新費用の無駄になりますので解約しましょう。
スパムコンテンツを含むホスティングサービスと動的DNSプロバイダ
ホスティングサービスとは専用サーバーを貸し出すサービスのことで、動的DNSプロバイダとはサイト公開に必要なDNSサーバーを提供しているサービスのことを言います。
信頼性があるサービスを使用しているのなら問題がありませんが、これらのサービス内で大量のスパムコンテンツを含んでいれば、自分のコンテンツもスパムとして判断されてしまいます。
この問題は信頼あるレンタルサーバーなどで運用すれば大丈夫でしょう。
リッチスニペットマークアップを悪用すること
リッチスニペットとは、サイトのタイトル・画像・著者・カテゴリなどを検索エンジンに伝えやすくするためのHTMLのマークアップ手法です。
リッチスニペットを使用すると、HTML構造がわかりやすくなるほか、検索結果の表示がそのスニペットの要素によって普通の検索結果と比べ、評価が星で表示されたり、画像が表示されたりして、目立つことができます。
普通に使用していれば、SEOに効果がありますが、それを逆手にとって、高品質ページに見せようとしたり、検索結果で他のものより目立たせる目的で悪用することもできます。
そのような無意味なマークアップは見抜かれて低評価されるので、きちんと使うべきところだけに使用するようにしましょう。