根拠がないのになぜ?血液型による性格分類や占いが当たる3つの理由(2/2ページ)

3.曖昧な表現を多用しているから

また、色んな解釈ができる曖昧な表現を用いることで、さらに性格診断や占いなどは当たりやすくなります。

例えば、「A型のあなたは真面目で堅実な人です。しかし、時には人を傷つけてしまう愚かさもあるので注意しましょう。」などという性格診断があるとしましょう。

多くの人はこれは自分に当てはまると思うでしょう。なぜならば、良いところも悪いところも曖昧に表現していっているからです。誰しも真面目な部分はあり、そして愚かな部分はあるでしょう。結果的に、これは多くの人に当てはまりやすくなるのです。

具体的な度合いも述べられていないことから、その真面目さや愚かさがどの程度かは人の解釈によって決まり、それによって当てはまると思う人が多くなるのでしょう。これは占いにおいても当てはまります。

しかし、上述したように血液型に関連付けられているからこそ、当たった時には強く印象に残りやすくなって、血液型が関係あると思ってしまうのです。

まとめ

性格分類・診断や占いは、万人に当てはまるような内容を曖昧なもので表現しているからこそ、当たりやすくなるのです。

そして、それを無理やり血液型に関連付けさせ、当たった時はその関連性が強く意識や記憶に残るようになります。

結果的に血液型による性格や占いはよく当たると思いこんでしまい、そこに因果関係があると思ってしまう人が多いのです。

まあ、実際には全く根拠の無いものですので、性格診断や占いなどはあまり真に受けず、楽しむ程度にした方が良いと思います。