世界中の全ての人と友達になれる!?六次の隔たりがとてもおもしろい!
みなさん友達は何人いますか?
私は現時点での友達の数は普通の人とさほど変わりませんが、いざとなれば世界中のすべての人と友達になれます。
これは私だけではなく、皆さんも同じです。
友達から友達を紹介してもらうということを数回繰り返すだけで、世界中のすべての人とつながりを持つことができるということが理論的には証明されています。
この理論を六次の隔たりと言い、今回はこれについて紹介します。
世界中のすべての人とつながることができる六次の隔たりとは?
六次の隔たりの内容
六次の隔たりは以下のように定義されています。
六次の隔たり(ろくじのへだたり、Six Degrees of Separation)とは、人は自分の知り合いを6人以上介すと世界中の人々と間接的な知り合いになることができる、という仮説で、多くの人数からなる世界が比較的少ない人数を介して繋がるスモール・ワールド現象の一例とされる。SNSに代表されるいくつかのネットワークサービスはこの仮説が下地になっている。
つまり、人は6人とつながれば全世界の人とつながることができるということです。
六次の隔たりが成り立つ理由
それでは、なぜ、このような現象が起きるのでしょうか。
簡単に説明すると、前提条件として、知り合う人の知り合いには、自分の知り合いの人はいない、つまり、重複した知り合いはいないという前提です。そして、人は平均して44人の知り合いを持つと言われています。
1人の人と知り合ったら44人と知り合いになります。
その44人からさらにそれぞれの44人の知り合いと知り合いになることができ、この場合は、44×44=1936人と知り合いになります。
そしてさらに、この1936人のそれぞれの44人とさらに出会い、それをずっと繰り返します。これを6回繰り返しましょう。そうすると、以下の人数と知り合いになります。
44×44×44×44×44×44=7,256,313,856人
6人つながれば72億人以上の人とコネクションを持つようになり、これは世界人口より多くなります。
よって、知り合いの知り合いを6回辿るということ繰り返せば世界中の人とつながることができるという六次の隔たりは成立します。
もちろんこれは、知り合いが重複しないという前提の理論上の話ということで、現実では知り合いが少ない人や、他の知り合いと重複してしまうこともあるので、6人ぴったりとはなりません。
六次の隔たりの検証
六次の隔たりは上述したように、理論上のことであって、現実ではどうなるかを把握することはできません。思った以上に知り合いが重複しすぎて、かなりの人数とつながらないとコネクションが拡大しないということもありえます。
この点に関して、この理論が現実において正しくなるのかどうかということを検証した例がいくつかあります。