出戻り転職は成功せずに失敗する可能性が高い！新しい転職先を見つけるのがベスト（2/3ページ）

しかし、出戻り転職に成功できる人も確かにいます。そのような方は、その会社に長年勤めていて信頼関係が十分に構築できていたり、優秀な実績を残していたりする人です。そのように、出戻り転職でもメリットのあるような人材であれば、「よくぞ戻ってきてくれた！」ということで歓迎されるでしょう。

そして、あなたにも出戻り転職で成功できる可能性はもちろんあります。しかし、成功の可能性があるからと言って、やはりおすすめはできません。なぜならば、戻れたとしても周囲の風当たりが強くなることは避けられないからです。

経営陣からはいくら歓迎されたとしても、他の社員からはあまりよく思われないでしょう。「なんであの人、辞めたのに戻ってきたの？」「転職先でうまくいかなかったのかな？」「なんかみっともないね」なんて思われてしまいます。

それに、あなた自身も居心地の悪さを実感するはずです。たとえ、周りがそんな雰囲気ではなくても、「前の会社に仕事を与えてもらった」という下手の立ち位置になるのは確実で、それを負い目に感じてしまうことでしょう。

出戻り転職に成功すれば、労働条件の面では満足できます。しかし、それ以上に、精神的な負担が大きくなり、結果的に働きにくく、満足することはできなくなります。

満足できる新しい転職先を見つけるのがべスト

そもそも、出戻り転職をすることは妥協でしかありません。新しい転職先で満足できないのであれば、それよりももっと満足できる会社へ転職すればいいだけのことです。

それなのに、前の会社に戻るという選択をするということは、転職を恐れることによる妥協になるはずです。

あなた自身、なぜ負い目を感じてまでも出戻り転職をしたいのか考えてみてください。それはまた別の会社に転職することが難しいことに不安感や恐怖心を感じているからでしょう。

「前の会社であれば、仕事内容もわかっているし、今の職場よりかは待遇もいいから確実だ」と逃げの姿勢になっている証拠です。