契約社員なら在職中での転職活動が成功しやすい!任期満了前に辞めれば転職は不利になる

契約社員なら在職中での転職活動が成功しやすい!任期満了前に辞めれば転職は不利になる

契約社員には任期があり、一定期間働いたのであれば次の職場を見つけなければいけません。それゆえ正社員よりも不安定であるし、待遇面も劣ってしまう仕事も多いものです。

そのため、「契約社員として働いているけれども、安定している正社員の仕事を見つけたい」「今の仕事と同じような内容で正社員を募集している会社があったから、そこで働きたい」なんて転職を考える方も多いでしょう。

また、「今の仕事が合わないから、次の職場でも契約社員でいいので、とにかく転職したい」なんて方もいるはずです。

あなたもこのように、今は契約社員で働いているけれど転職したいと考えてはいませんか?もしもそうであれば、今の仕事を続けながら在職中に転職活動をすることがおすすめになります。

そこで、この記事では契約社員が在職中に転職をするべき理由や、その転職成功の方法について紹介します。契約社員で転職を考えている方はぜひ参考にしてください。それではどうぞ!

契約社員の転職活動は退職後だと不利になりやすい

契約社員が在職中に転職をするべき理由は、退職後に転職をしてしまうと転職が不利になりやすいからです。退職後の転職活動は経済的な問題やブランク期間のリスクなどの問題があります。それももちろんデメリットにはなりますが、契約社員の場合には任期満了前に辞めてから転職を行うということが一番の問題になります。

任期満了前に辞めても契約上は問題はないが…

任期満了前に契約を打ち切って仕事を辞めるのは、仕事の契約上は問題ありません。任期までに働かなければいけないという義務はありません、強制もありません。

お互いの合意の上で締結される契約なので、あなたがそれを破棄したいと会社側に申し出れば、その時点で退職が成立して仕事を辞めることが可能です。

任期満了までに仕事を辞めて転職をすると、この部分が気がかりになる方も多いでしょうが、特に心配はありません。

面接官には仕事へのやる気がないと思われてしまう

しかし、契約社員が任期満了前に辞めることで、面接官に与えるイメージが違ってくるという問題点が生じるようになります。

転職を行う人は基本的にはネガティブな動機が多いです。「人間関係がつらい」「今の仕事が好きじゃない」「残業がきつい」など、不満が原因で転職を考える人が圧倒的です。あなたも、「契約社員が嫌だ」「今の仕事が嫌だ」というマイナスな動機で転職を考えているはずです。

面接では「スキルを高めたいから」「やりがいを感じられる仕事がしたいから」などとポジティブな動機を話すでしょうが、面接官はプロです。ネガティブな動機が本音のはずだと、しっかりと把握しています。

そして、転職が決まる前に先に仕事を辞めてしまうと、それは「仕事が嫌だから転職を考えて、だからこそ先に退職を優先したんじゃ?」と思われてしまいます。その結果、「仕事への意識が低い」「弱音を吐いてすぐに辞めてしまう」なんてイメージを持たれやすいです。

会社が欲しがるのは、もちろん仕事に対して真剣に向き合う人です。「仕事が嫌だ」なんて考えている人は採用したくありません。このようなマイナスイメージを持たれれば、内定をもらうことは難しくなります。

この退職先行によるマイナスイメージは職歴関係なく発生しますが、契約社員であればより大きなマイナスイメージを与えてしまう危険があります。なぜならば、契約社員には任期という1つのボーダーラインがあるからです。

任期があるにも関わらず、それを待たずに辞めてしまったということで、「離職癖があるのでは?」と高確率で思われてしまいます。どんなにあなたが「転職したいから辞めました!」なんて言っても無意味です。転職が決まれば結局は任期前に辞めることになりますが、別に転職が決まっていない時点で先に辞める必要はありませんからね。

契約社員は任期というタイムリミットがあり、それは必要最低限の目標であるボーダーラインとしても意識されます。転職して今の仕事を任期前に辞める言えども、退職が先行してしまえば、「任期という目標を達成できない根性なし」というレッテルを貼られやすくなるのです。