宇宙ってどんな形?そんなことを証明できてしまうポアンカレ予想が凄い!(2/2ページ)
物体の構造は8種類に分けることができる
では、ポアンカレ予想を証明するには物体の構造を網羅することが必要です。
物体の構造は平面や立体、穴があったり、でっぱりがあったりと様々です。
しかし、ポアンカレ予想を証明したグレゴリー・ペレルマンは物体の構造を8種類のパターンに分類することができると証明しました。
証明方法としては、植物の葉っぱからヒントを得て、植物の葉っぱを切ったりして、結果的にこの世界の物体は基本的に8種類の構造から成り立っているということが分かったそうです。
そして、そのうち、ロープを回収できる形は球状だけでした。結果的にポアンカレ予想を証明することができました。
宇宙も1つの物体なので丸いと証明できる
以上のポアンカレ予想を使えば、宇宙が丸いと証明できます。
つまり、宇宙に向けてひもをくくりつけたロケットを飛ばし、宇宙を1周して地球に戻ってきたとき、そのロープをたぐり寄せ、すべて回収することができれば宇宙が丸いと証明することができます。
逆にロープを回収できなければ宇宙は球状ではないということが証明できます。
まとめ
以上、ポアンカレ予想によって宇宙は丸いと証明できる内容でした。
ですが、現実的には確かめようがないので、なるほどと雑学程度に参考にしてください。
でも、このような難しい命題や法則を、身近にあるわかりやすいもので例えると、理解しやすいし、とてもおもしろいですよね。
このポアンカレ予想に関してはNHKでドキュメンタリーで取り上げられたこともあるし、他にも様々なテレビメディアで取り上げられています。YouTubeで検索すると解説動画がたくさんあるので、興味のある方は見てみるといいでしょう。