SEOに有利!クローラーを巡回させるためのサイトマップの作り方(2/3ページ)

編集する部分はurlタグ

サイトマップで主に手を加えるところはurlタグとその中身です。上記では二つしか書いていませんが、ページの数ごとに、urlsetタグの中に、それぞれurlタグを加えてください。

検索結果に表示してほしいページだけ記述

サイトマップに記載するファイルは検索結果に表示するものだけにしてください。検索け化に表示しないようにメタタグでnoindexなどを設定しているページは記載しなくて大丈夫です。

urlタグの構造

urlタグの構造は主に以下の通りになっています。

<url>
    <loc>http://example.com</loc>
    <lastmod>2014-03-09T21:04:47+09:00</lastmod>
    <changefreq>daily</changefreq>
    <priority>1.0</priority>
</url>

これをurlsetの中にページの数だけ追加していきます。urlタグの中身のそれぞれのタグの意味と記載内容は以下の通りです

loc(必須)
locはそのファイルのurlを記載します。http://から始まる絶対パスで記載しましょう。
lastmod(省略可)

lastmodはそのファイルの最終更新日を表します。更新日時が新しいものほどクロールされやすくなります。日付の書き方はISO 8601 日付に従い、以下のように記述します。

{西暦}-{月}-{日}T{時}:{分}:{秒}{グリニッジ標準時との時差}

上記の2014-03-09T21:04:47+09:00は、日本時刻で2014年3月9日21時4分47秒に更新したということを表します。時差は日本の場合は+9:00で表します。

changefreq(省略可)

changefreqはそのファイルの更新頻度を表し、クロール頻度の参考にされます。注意が必要なのは参考にされるだけで、実際に更新頻度と同じ頻度でクロールされるというわけではありません。changefreqに記述できるものは以下の7つです。

alwaysアクセスする度にページの内容が更新されることを表します。
hourly1時間ごとに更新されることを表します。
daily1日ごとに更新されることを表します。
weekly1週間ごとに更新されることを表します。
monthly1か月ごとに更新されることを表します。
yearly1年ごとに更新されることを表します。
never全く更新されないことを表します。

上記の7つのうちから、そのファイルに合った更新頻度を1つだけ選んで記述するようにします。なお、neverにしても、これはクロール頻度の参考にされるだけであって、何回もクロールされることもあります。

priority(省略可)

priorityはそのページの重要度を表します。0.0 0.1 0.2 0.3 … 0.8 0.9 1.0のように、0.0~1.0の間の小数点第一位までの数字を記述します。この数値が大きいほどそのページの重要度が高いということになります。

これはすべてのページに1.0を指定すると、重要度を指定する意味がないので、優先的にクロールしてほしいものを1.0、それ以外は0.8、クロールが遅くてもいいものは0.5というように、ページごとに差をつけるように重要度を設定します。

なお、priorityもchangefreqと同じように、参考にされるだけであって、重要度の順番でクロール頻度が必ず変化するとは限らないということに注意してください。

サイトマップ自動作成ツール

サイトマップはいちいちファイルごとにタグを設定しなければならないのでかなり面倒です。

そこで、普通は以下のような自動作成ツールを使用して作成します。

おすすめは一番上のFC2で自分のサイトのURLを入力するだけで作成でき、しかも、ページごとにchangefreqやpriorityを簡単に細かく指定することができます。

サイトマップ作成後は送信を忘れずに

サイトマップを作っただけではクローラーはそのサイトマップを読み取ることができません。

Search Consoleにサイトを登録し、以下のイメージのように、サイトマップの項目をクリックし、URLの入力欄があるので、そこにサイトマップのURLを入力して送信すれば、クローラーにサイトマップを読ませることができます。

サイトマップを作成、送信する – Search Console ヘルプ