成績が伸びない!勉強ができない人がやりがちな5つの間違った勉強法
勉強というものは基本的に努力次第でやればやるほど伸びるものです。そこに才能の影響はほとんどないでしょう。
しかし、いくら勉強しても成績が伸びないと嘆き、結局勉強は才能で決まると諦めてしまう人がいます。しかし、勉強しても成績が伸びないのは、才能ではなく、勉強のやり方が悪いだけでしょう。
その勉強のやり方を正しいものにすれば成績は上がるはずです。そこで、今回は勉強ができない人が正しいと思ってやりがちな勉強法を紹介します。
当てはまるものがある場合はすぐに勉強法を変えて、もっと効率的に内容を理解できる方法に変えましょう。それではどうぞ。
勉強ができない人がやりがちな5つの間違った勉強法
1.英単語や古文単語をそのまま覚える
暗記に関しては、効率のいい勉強をするかどうかで理解度がかなり違ってきます。英単語や古文単語などは単語帳などで暗記しますが、そこで注意が必要なのはそのまま覚えても意味がないということです。
単語というものは文章中で使われるものであり、実際にどのように使われるかを知らなければなりません。そのまま覚えたりすれば、「単語の意味を答えよ」などの単語単体の問題しか解けないことになります。
勉強ができない人は単語をそのまま覚えているからこそ、成績が上がらないのです。その単語がどのような文章の場合にどの意味で使われたのかをしっかり理解すれば、文章読解においてしっかりと単語を理解でき、文章全体の意味を捉えることができます。
そのため、単語帳の単語とその意味をそのまま覚えるのではなく、例文などと一緒にどのように使われるのかを覚えることで、成績アップにつなげることができるでしょう。
2.歴史の科目で、起きた年と出来事だけで覚える
日本史や世界史などの歴史科目において、事象を年と関連付けて覚えるだけの人がいます。例えば「1992年鎌倉幕府」とか「ASEANは日本語に直すと東南アジア諸国連合」という感じです。
しかし、出来事の名称や発生年を覚えるだけでは意味がありません。その出来事がどのような内容で、どのようにして起き、どんな結果をもたらし、どんな役割をしたのかを覚えることが重要です。
例えば上記の鎌倉幕府でも、それ以前にこのような出来事があったから1992年に鎌倉幕府が開かれ、その後どのような政権体制に変わったのかを理解する必要があります。
ASEANも日本語の名称なんかどうでもいいのです。重要なのはその内容です。名前ではなくASEANという連合がどのような組織でどんな役割をしているのか理解する必要があります。
歴史における出来事は常に連続しているのでその文脈や内容、出来事の成り立ちを把握することが必要です。そうすれば効果的に理解できることでしょう。
以下の記事では歴史の用語や英単語を覚えただけでも成績が伸びない理由について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
3.過去問だけをひたすらこなす
また、受験などの場合は過去問が重要になってくるでしょう。しかし、重要なのはどうして過去問をやるのかということです。
過去問をやることで理解すべきなのはそのテストの形式です。どのような問題構成で作られており、それをどのような時間配分で解けばいいかということを理解するためのものです。
しかし、勉強ができない人は過去問をやれば受験は受かると思っています。そのため、受験が近くなれば過去問だけに集中するようになるでしょう。なぜならば、過去問と同じような問題が実際にテストに出ると思っているからです。
もちろん同じような問題が出るわけはありません。しかし、過去問だけを重視する人は過去問をやる意味をしっかりと理解していないからです。結果的に過去問ばかり重視しており、実際の試験でできない問題があれば、過去問がパーフェクトでも解けなくなって受かりません。
しっかりと過去問をやるべき意味を理解しましょう。その上で過去問以外の対策をすることで、効率のいい勉強ができ、実力をアップさせることができます。