勉強の実力が伸びない!単語を覚えただけでは成績が上がらない理由3選
学校の勉強には、単語の暗記があります。代表的なものは英単語、古文単語、日本史・世界史の単語などであるでしょう。
受験のシーズンになると学生がバスや電車の中で単語帳を広げる姿をよく見かけることになります。しかし、その単語の暗記ですが、ただ覚えただけでは意味がないのです。
単語帳に記載されている単語を完璧に覚えても、効果的な暗記ができていない人は成績が伸び悩んで、勉強の実力が上がらないままになってしまいます。
そこで、今回は単語をそのまま覚えただけでは意味がない理由を紹介します。学生や受験生で、単語の暗記に悩んでいる人は、何を暗記するのか、何のために覚えるのかをしっかり理解することが必要です。それではどうぞ!
単語を覚えただけでは成績が上がらない理由3選
1.単語をそのままでしか覚えておらず、意味を理解していないから
単語の暗記で重要なことはその意味を覚えることです。単語を覚えていても、勉強の実力が上がらないという人は、単語をそのまま覚えているだけで、意味を覚えていないからです。
例えば、「ASEANは東南アジア諸国連合のこと」と覚えて、友達同士で「ASEANを日本語で言うと?」なんて問題を出し合う人もいるでしょうが、それでは全く意味がありません。
ASEANとか東南アジア諸国連合などの名前だけ覚えても。テストに「ASEANを日本語で答えなさい」なんて問題は出るわけがありません。
重要なのは「ASEANがどのような連合であるか」などの意味になります。単語をそのまま覚えているだけでは名前しかわからず、理解したとは言えません。その内容と名前を結び付けてこそ、初めて単語を暗記できたと言えるようになります。
特に歴史などでは、「○○年 △△の戦い」のように年号とその出来事の名前だけを関連付けて覚えている人が多いですが、重要なのはその内容です。単語の意味や内容をしっかりと理解して覚えるようにすると、効果的な暗記ができて、テストにも役立つようになります。
2.他のものに関連付けないで覚えているから
また、歴史的な出来事は何かしらの原因があって発生します。そこまでの文脈やプロセスというものがあり、他の出来事と関連性があるのです。
しかし、上記で述べたように「○○年 △△の戦い」などと独立して覚えてしまえば、何の関連性も理解できないことになります。
歴史上の出来事などは、それがどのような内容であるかと共に、何が原因で起きて、どんな結果をもたらしたのかを理解する必要があるのです。
実際にテストでも、年号と出来事を照らし合わせただけの問題などほとんどなく、「○○の戦いが起きた理由と、それがもたらした影響について述べなさい」という歴史上の出来事を関連付けて理解できているかを問われることが多いです。
そして、ただ単に年号と出来事を覚えているだけの人は、その名前がわかっていても内容が理解できていないので、成績が伸びないことになっています。特に歴史などではその出来事の関連性や文脈といった内容を単語と共に覚えるべきです。