最適な支払方法を!住宅ローンの種類や金利タイプについての基本知識(2/3ページ)
ローン返済方法の種類
それでは、次にローン返済の方法について紹介します。返済方法は2種類あり、それぞれ自分が無理なく返済できる方法を選ぶ方が良いでしょう。以下の2つがあります。
1.元利均等
1つ目は「元利金等」という返済方法です。この方法は、元金と利息の割合を変えて、均等な返済額にする方法です。
元金と利息の割合に関しては、返済開始時は、元金を少なく利息を多くし、返済終了に近づくにつれて、元金を多くし利息を少なくしています。
こうすることで、返済額の内訳は違うものの、金額は一定になることで、毎月同じ金額だけ支払うだけで返済できるというメリットがあります。このため、長期にわたる返済計画が立てやすい方法となっており、一般的にはこの元利均等の方法が選ばれやすいです。
デメリットとしては、元金の割合が最初は少ないので、元金の返済スピードが遅くなるということです。
2.元金均等
2つ目は「元金均等」という方法です。これは、元金の返済額を毎月一定にするという返済方法となります。
そのため、最初は利息が高く返済額も多いですが、徐々に利息が下がるので、返済終了に合わせて返済額も少なくなる傾向となります。
メリットとしては元金の返済が早く、トータルで支払う利息が少なくなるということです。そのため、上記の「元利均等」よりも総返済額は少なくなります。
デメリットは、返済開始当初に支払う金額が多いということです。そして、毎月支払額が変化するので、長期計画は立てづらくなります。
金利タイプ
金利については低い方が支払う金額が少なくて解くと考えがちですが、そうでもありません。金利が低いものでも、途中で変更されるものがあったりして、返済額が変わってしまうケースがあります。
金利のタイプについては固定のものと変動するものがあり、それぞれの特徴を踏まえた上で、どちらが最適かを決めるといいでしょう。
以下で、2つのタイプの特徴について紹介します。