無理のない返済計画の立て方!住宅ローンの資金計画のコツや基本知識
新築物件を購入する際には、一括では高額を支払うことは難しいので、ほとんどの方が住宅ローンで支払うことが多いと思います。
住宅ローンでの支払いには、自分の貯金や予算などを考慮して無理のない返済計画を立てることがポイントとなります。そのためには、いろいろと資金計画について知っておく必要があります。
そこで、今回は住宅ローンの資金計画を立てる際のコツや、覚えておくべき基本知識について紹介します。住宅ローンを考えている方は必見です。それではどうぞ。
住宅ローンの資金計画のコツや基本知識
1.住居費は手取り年収の30%以内が安心ライン
まずは目安となる返済額を決めることから始めますが、返済額が多すぎれば生活費が足りなくなって困ってしまう事態が発生してしまいます。
そこで、住居費は手取り年収の30%以内が安心ラインであると言われています。物件を購入する際は、ローンと諸費用を含めた返済額が手取りの30%以内に収まるように計画を立てましょう。
返済額の内訳としては、「ローン」「固定資産税」「管理・修繕費」があり、これらすべての合計が30%以内に収まるようにします。諸費用も結構な金額がかかるので、物件価格だけで決めないように注意してください。
例えば、手取り年収700万円の場合は以下のように計画を立てるといいでしょう。
- 700万円の30%は210万円
- 固定資産税20万円、管理・修繕費が30万円で、消費用で合計50万円必要
- 210万円から諸費用50万を差し引いた160万円がローンの金額になる
- 年間160万円、つまり月額14万円がローン返済月額の適性金額となる
以上のように手取り年収の30%から諸費用を差し引いて、そこから月額の適正なローン返済額を決めるといいでしょう。適性金額が決まったならば、借入金額を決めます。例えば、毎月返済額14万円、返済期間35年間、固定金利2%の場合は、4200万円の借り入れが必要になります。
2.生命保険を見直して予算アップ
お金が足りないけど、何とかして予算をアップしてワンランク上の物件を購入したいという場合には、生命保険を見直して予算をアップすることがおすすめです。
住宅ローン返済中におすすめの保険としては、「団体信用生命保険」というものがあります。これは、住宅ローン返済途中で死亡・高度障害になった場合には、残りの返済額を生命保険会社が払ってくれるものです。
現在加入している生命保険と、総支払額などを比較して、団体信用生命保険の方がお得であれば、そちらに乗り換えることで家計の負担を減らすことができます。
また、団体信用生命保険では足りないところを他の保険で補うという使い方でもいいでしょう。うまく使い分けるといいでしょう。