内容をきちんと理解!英語の長文読解問題の解き方・読み方のコツ8選

内容をきちんと理解!英語の長文読解問題の解き方・読み方のコツ8選

受験生にとって、英語の問題の山場となるのは長文読解問題でしょう。入試でも出題されるもので、しかもハイテン比率が高いものなので、点数は確実に取りたいものです。

しかし、文章が長くて量が多いので、うまう理解できず苦手であるという受験生はとても多いと思います。長文問題を解くためには、その解き方や読み方が重要となります。

そこで、今回は英語の長文読解問題の解き方・読み方のコツを紹介します。長文問題は配点が大きいので、しっかりと解けるようにしましょう。それではどうぞ!

英語の長文読解問題の解き方・読み方のコツ8選

1.テーマ・論題はしっかりと理解する

まずはテーマや論題を理解するようにしましょう。どんな文章においても、何かをテーマにして語られています。「何について語られているか」を最初に把握するようにしましょう。テーマが理解できなければ、文章を読み進めていっても、ちんぷんかんぷんです。

テーマを理解しないまま、問題点や解決策を語る文章が出てきても、何のことを言っているのかわからないでしょう。しかし、テーマを理解していれば、その問題や解決策であると理解でき、内容をすんなりと理解できます。

テーマを意識することで、何を言っているか理解できるので、タイトルや冒頭などで何を論題にしているか、しっかり把握しましょう。

2.趣旨・結論を理解する

そして、どんな文章においても、最終的に読み手に伝えたいものがあります。つまり「趣旨」や「結論」です。その文章が何をテーマにしており、それについてどんな答えを出しているのかに注目しましょう。

文章を読む際には伝えたいことをしっかり理解することが必要で、設問においてもその力が問われます。個々の段落の趣旨を把握して問題や解決策を理解し、文章全体の最終的な結論を理解する必要があります。

英語の長文の評論においては、文章の構造としては一般的に以下のようになっています。

  • 結論
  • 理由づけ
  • 結論

最初に伝えたい結論を言い、その問題の具体的な姿や解決策を述べ、最終的に結論を再度述べるというパターンです。これは文章全体にも当てはまるし、個々の段落にも当てはまります。段落は何かしら意味があってまとめられているものなので、それぞれの趣旨が存在します。

それぞれ、具体的な例を挙げると、以下のようになります。

【文章全体の場合】

  • 結論(1段落目)…地球温暖化は今すぐに解決するべきだ。
  • 理由づけ(2段落目~4段落目)…○○の被害があり、××の対策が必要だ。
  • 結論(最終段落)…以上のような危険性があるので、迅速な解決に向けた対応が必要だ。

【解決策を述べた段落の場合】

  • 結論…○○の解決策が必要だ
  • 理由づけ…これは地球温暖化のスピードを軽減できる。
  • 結論…以上の対策を行うべきだ。

また、段落においては、導入・本文・結論という構成もあります。

  • 導入…解決するには何が必要だろうか。
  • 本文…○○の解決策が必要だ。
  • 結論…以上の対策を行うべきだ。

以上のような構成がありますが、どの構成に関しても、最も伝えたいことは結論となります。それが文章全体、個々の段落の趣旨となります。それらを理解できれば、内容もわかってくるので、文章全体、そして個々の段落の筆者が伝えたい結論・趣旨を読み取るようにしましょう。

それぞれ、結論と理由づけの探し方は以下のポイントを意識するといいでしょう。

結論

  • 最初と最後に述べられることが多い
  • 断定的な文章が多い
  • 結論は筆者の意見なので、「I think」で始まることが多い
  • 結論を導く単語に注目(finally・so・thusなど)