復習は重要!テスト問題の解き直し・間違い直しの効果的なやり方5選
勉強においては振り返りや復習が重要です。自分のできなかったところを理解し、できるようになることで実力を高めていくことができます。
そこで、重要なのが、テスト問題の解き直し・間違い直しです。テストは答えや点数を見ただけで終わりという人が多いですが、しっかりとできなかったところは復習するべきです。
もちろん、テストだけではなく、参考書の問題など間違えたものはしっかりとできるように振り返ることが必要となります。
そこで、今回は実力アップに必要な解き直し・間違い直しの効果的なやり方を紹介します。テストや参考書の問題に関しては、しっかりと復習するようにしてください。それではどうぞ!
テスト問題の解き直し・間違い直しの効果的なやり方5選
1.できなかった部分を具体的に把握する
解き直しや間違い直しの際には、まずはどこができなかったのかを具体的に把握するようにしましょう。ポイントは「具体的」にということです。
「この問題ができなかった」ではなく、「この問題のこの部分ができなくて間違ってしまった」というように、問題の中のできなかった部分をしっかりと把握しましょう。
例えば、「この文章が理解できなくて本文の意図もわからなかった」、「計算ミスして全体の答えが狂ってしまった」、「最初の過程は出来たけど途中の解き方がわからなくて間違えた」という具合です。
勉強の実力をアップするには、自分ができない弱点を克服することが必要です。それに関しては、具体的な弱点の把握が必要なので、問題の細かい部分に焦点を当てて、出来なかったところを明確にしましょう。
2.何が原因で解けなかったのか理解する
間違えたところを把握したら、その間違えた原因を把握することが必要です。なぜそこで間違えてしまったのか、どうして自分はそこが弱点であるのかを理解することが必要です
テストで間違えた問題は、それが解けるようになれば間違い直しは完了という人が多いですが、それはダメなやり方です。間違えた問題だけが解けるようになっても、その問題だけを解く能力しか身につきません。応用力が身につかないのです。別の似たような問題を解く力は付きません。
間違い直しの目的は、間違えた問題を解けるようにするのではなく、その原因となる弱点の克服です。間違えた原因そのものを把握して改善することで、弱点を克服でき、他の苦手だった問題もできるようになるのです。
- 必要な公式を覚えていなかった
- 単語の知識が不足していた
- 解き方そのものを知らなかった
- 捉え方が悪かった
- 意味を理解していなかった
このように、なぜ間違えたかに関しては、様々な原因が見つかるはずです。こららが弱点の要因となっているので、そこを克服することで実力をアップさせることができます。
3.解き方の意味をしっかりと理解する
そして、解き方の意味をしっかりと理解しましょう。勉強においては、解き方だけ覚えているという人もいますが、それでは応用力は付きません。
やり方だけ知っていても、そのパターンの問題しかできないことになります。全く同じ解き方の問題はできるようになるでしょうが、少し変化が加わった問題は解くことができないのです。
色んなパターンの問題を解くことができるようにするためには、自分の知識を総動員して解法を導き出すことが必要です。そのためには、意味の理解というものが欠かせないのです。
例えば、英語においては特定の文章の形だけ知っていても、意味がありません。「その文章に指定された単語を加えてください」「否定文にしてください」という問題が出れば、意味を理解していないからこそ、途端に分からなくなってしまいます。
主語や動詞、文法、単語の意味や使いどころ、そしてそれぞれの単語同士の修飾関係などの意味を理解していないと、他の問題は出来ないのです。
英語だけではなく、他の科目においても同じです。掛け算を知らない小学生に「2×3=6」というのを形だけで覚えさせても、掛け算の意味は理解していないので、「2×4」という他の掛け算はできません。
似たパターンの問題を解けるようになるには、それに必要な知識の意味の理解が必要です。意味を理解していることで、それらを変形・連結・分離して考えることができ、応用力を身につけることができます。
テストで間違えた問題のやり方を知っただけで苦手な問題を克服できたと思う人が多いですが、それでは克服できていません。その問題ができただけで、類似の問題は苦手なままで、同じような間違いを繰り返すだけです。しっかりと意味を理解することで、類似パターンの問題を解くことができる応用力が身につくようになります。