内容をきちんと理解!英語の長文読解問題の解き方・読み方のコツ8選(2/3ページ)

理由づけ

  • 結論をサポートするもの
  • 具体例(for example)
  • 理由(because)
  • 学説(It is said…)

3.話の流れ・展開を理解する

また、「文脈」も重要です。それぞれの文章は何らかの結論を導きだすために書かれており、前後の文章と何らかの関係があります。その関係性を理解すれば、読み進める文章がうまくつながり、理解しやすくなります。

つまり、話の流れや展開を理解するようにしましょう。文章のつながりが理解できなければ、文章全体の内容を理解できません。例えば、文章が以下の流れになっているとします。

  1. 問題提起
  2. 解決策
  3. 結論・筆者の感想

これは、「問題提起をし、その問題の解決策を語り、最後にそれらの結論・感想を述べる」という流れになっています。この流れを理解していれば、それぞれの段落で言いたいことをしっかりと理解できます。しかし、文章の流れがわからなければ、どの問題の解決策を言っていて、どの部分の結論・感想を言っているのかがわかりません。

長文は個々の文章が組み合わさっているものではなく、全体で1つの何かを伝えるための文章なのです。文章や段落には何かしらの流れやつながりがあり、その文脈を理解することが重要です。そうすれば、内容を理解しやすくなります。

そして、話の流れを理解しやすくするためには、接続詞に注目しましょう。それによって前後の文章関係を把握しやすくなり、話の流れが容易につかみやすくなります。

4.わからない単語は文脈で推測

なお、文章を読んでいる途中にはわからない単語に出くわすこともあるでしょう。知らない単語に関しては、文脈で推測するようにしましょう。

単独では意味が分からないものでも、テーマや文脈を理解していれば推測可能です。たとえば、地球温暖化をテーマにしているのであれば、それに関係する単語だとわかります。

知らない副詞があっても、文章のつながりから、プラスの意味かマイナスの意味かを理解できます。具体例があれば、そこから意味を推測できるなんてこともあります。

  • テーマ
  • 文脈
  • 文章の前後関係
  • 詳細な説明・具体例・例え

このように、わからない単語は文章中からヒントを拾って推測しましょう。特に専門用語や固有名詞であれば、確実にテーマに関係しているものなので、わからなくても推測しやすいはずです。また、推測する力を試すために、普通は知らないような単語の意味を答えよという設問もあります。日頃から推測のトレーニングをしておきましょう。

5.段落ごとにテーマ・趣旨の要約を横にメモしておく

英語の長文においては段落ごとに何かしら伝えたいテーマ・趣旨というものがあります。例えば、以下の構成の文章があるとします。

  • 1段落目…地球温暖化についての警鐘・問題提起
  • 2段落目…地球温暖化の悪影響や具体例
  • 3段落目…地球温暖化の解決策
  • 4段落目…結論・筆者の感想

これらはそれぞれ、以下のように、段落の横にメモしておくといいでしょう。

  • 1段落目…「地球温暖化についての問題提起」
  • 2段落目…「地球温暖化の悪影響は○○とXXと△△」
  • 3段落目…「地球温暖化の解決策は○○とXXと△△」
  • 4段落目…「筆者の結論は○○である」

このように、それぞれの段落のメインテーマや、その趣旨をメモしておくようにしましょう。読み進めていくうちに何について書かれているかわからなくなるので、メモしておくと忘れた時も思い出しやすくなります。

また、設問を解く際にも、「地球温暖化の解決策は何か?」という設問があれば、段落横のメモを見て「3段落目に詳しく書いてある」とすぐにわかり、解きやすくなります。