ギャンブルなやり方で大損・大負け!株やFXの投資で失敗する人の特徴5選(2/2ページ)

4.短期間での一攫千金を狙う

投資はギャンブルとは違います。ギャンブルは運任せやゼロサムゲームですが、投資は将来価値が上がるであろうものに資金を充てる行為です。その価値が下がらない限り、購入した人すべてが得をするプラスサムゲームになります。

そして、株やFXは投資とギャンブルという二面性を兼ね備えています。短期的に見れば、投資家の心理によって株価が動き、投資家の間で資金が移動するギャンブルです。しかし、長期的であれば、企業や貨幣の価値が上がることによってリターンを得られる投資になります。

前置きが長くなりましたが、株やFXの投資で失敗をしてしまう人は、短期的なギャンブル投資をしてしまいがちな人です。短期的に儲けられる可能性もあり、それによる一攫千金を狙います。しかし、ギャンブルであるが故のハイリスクを被ってしまい、大損してしまうのです。

価値のある銘柄を長期的に保有していれば、額は少ないもののリターンは得られます。しかし、せっかちな方や一攫千金を狙う方は、その欲深さによる目先の利益追求によって負けてしまうのです。

5.利を伸ばせない・損切りできない

株やFXの投資の基本原則として「損小利大」が重要であると言われています。これは、損をできるだけ小さくして、利益をできるだけ大きくするということです。

どんなに優秀なアナリストやディーラーでも、投資をした銘柄ですべて勝てるというわけではありません。思わぬマイナス要因や見落としで、予想とは逆の方向に株価が動いてしまうこともあります。素人の投資家ならなおさらですよね。

そのような損をすることもある中で利益を得るためには、損が出るものを素早く切り捨て、利益が出るものを最大限まで伸ばすということが必要です。そうすれば、トータルで利益を得ることができます。

しかし、この損小利大ができない人は、失敗してしまうのです。損をした場合に、すぐに戻るだろうと考えてどんどん損が膨らみます。逆に、利益が出た場合にはいつ下がるか不安になり、早めに利益確定してしまいがちです。その結果、損大利小という最悪な結果になってしまいます。

うまく損小利大をするためには、経験を積むしかないでしょう。できなければ、配当や金利で利益を得るインカムゲイン主体の投資にシフトするしかありません。

まとめ

以上、株やFXの投資で負けてしまう人の特徴になります。結局は勉強やリサーチ不足で、投資が何なのかを理解していない人が失敗しやすい傾向にあるということです。

利益に目がくらんで、全財産をつぎ込んだり、一攫千金を狙ったりすれば、確実にハイリスクになります。何の分析や根拠もなしにエントリーすることも、運任せになるギャンブルです。

投資で利益を出したいのであれば、それなりの勉強やリサーチなどの努力が必要です。楽をして儲けられるものなど、この世にありませんからね。これから投資を考えている方は胆に銘じておくといいでしょう。