在職中の転職活動は採用に不利か有利か?与える印象や評価はどうなるのか?

在職中の転職活動は採用に不利か有利か?与える印象や評価はどうなるのか?

転職においては有利な状況もあれば、不利な状況もあります。たとえば、優れた実績やキルを持っていれば、その業界では重宝されて有利になります。逆に、未経験だったりブランク期間があったりすれば不利になってしまいます。このように、転職においては不利・有利を分ける条件は多種多様です。

では、「在職中」というステータスはどう評価されるのか。そのことについて、在職中に転職活動を考えている方は、「在職中であるということは採用に影響するの?」「不利?有利?どんな印象や評価が下される?」なんて疑問や不安を感じる方も多いでしょう。

あなたも、在職中に転職活動をスタートさせようと考えているのであれば、同じような悩みを抱えてはいないでしょうか?

そこで、この記事では在職中の転職活動は不利なのか有利なのか、与える印象や評価はどうなるのか、そしてうまく進めるにはどうすればいいか、紹介していきたいと思います。

在職中の転職活動は、すぐに働くことができないという点では採用に不利

在職中に転職活動を始めるのは不利か有利か、いろんな意見がありますが、不利になってしまう一面も兼ね備えています。それは、すぐに働くことができないという点です。

退職までの日数や引継ぎがネックになる

在職中であるということは、現職の仕事を続けながら転職をしているということです。転職先の内定が決まったとしても、今の仕事を放り出してすぐに移ることはできません。

就業規則で「退職届は1か月前までに出す」と定められていれば、新しい会社に入社するまでには最低でも1か月はかかるということです。また、仕事の引継ぎなどの期間も考慮しなければいけません。

企業が求人を募っているということは、「今すぐにでも仕事ができる人が欲しい」ということです。「入社日は何か月後でも何年後でも、いつでもいいよ」なんて求人はないはずです。

つまり、すぐに働くことができる人材を求める求人に関しては、在職中であるということは、勤務開始日までの期間がネックとなり、不利になる傾向にあります。

「急募」の求人は確実に不利

もちろん、在職中での転職というのは普通にありふれたものなので、企業側もそれを考慮して入社日を調整してくれるところもあります。

しかし、「今すぐにでも働ける人材が必要だ!」ということで「急募」の条件で求人をかけている企業には、在職中であるということは100%不利な条件として見られてしまうでしょう。

どんなに優れた実績やスキルがあったとしても、「君は確かに優秀な人材で欲しいが、入社までに時間がかかるからね…」と言って断られてしまいます。

アピール次第では、良い印象や評価につながり、有利になる

しかし、一概に採用には不利になるとは言いきれません。在職中に転職活動をするということは、有利になる一面もあります。