高品質とは?Googleが好むSEO対策に有利な質の高いコンテンツの条件(3/3ページ)
ユーザーファーストがSEOにつながる理由
以上のように、高品質コンテンツの条件をまとめてみましたが、基本的には読者の役に立つコンテンツが質の高いコンテンツとなります。
つまり、Googleは読者を第一とした、ユーザーファーストなコンテンツを高評価するのです。
しかし、実際のところ、Googleのクローラーはコンピュータなので、それが読者の役に立つかどうかは完璧には理解できません。
おそらく、文字数やキーワードの多さで判別しているのでしょう。
つまり、Googleが高品質だと認められるようにコンテンツを作れば、それが読者の役に立たなくても、質の高いコンテンツだと判断されて、検索結果の上位に表示されます。
しかし、長期的に見れば、その検索順位は下落するでしょう。
検索順位を決める要素は、質の高いサイトからの被リンクの多さという要素もあります。
読者の役に立つコンテンツを発信していれば、それはいろんなところで紹介され、結果的にナチュラルリンクが増えて、検索エンジンでの評価が高まります。
Googleだけに高評価されるコンテンツを作っても、人には好まれないので、被リンクは獲得できません。結果的に、他に自然な被リンクを多く獲得しているコンテンツに抜かされてしまうでしょう。
つまり、読者に役立つユーザーファーストなコンテンツを作れば、Googleにも高評価されやすくなるし、もし最初の評価が低かったとしても、きちんと人には評価されて多くのリンクを獲得できることで、最終的にはGoogleからの評価も得られるということです。
以上の理由で、長期的に検索順位の上位を狙いたければ、上記の条件を守り、読者のことを考えた役に立つコンテンツを作りましょう。
質の高いコンテンツのチェック項目
Google ウェブマスター向け公式ブログ:良質なサイトを作るためのアドバイスで、Googleが質の高いコンテンツかどうか判断するためのいくつかの項目を掲載しています。
それらの項目を以下に掲載しますので、コンテンツを作った後は読者目線で下記の項目にきちんと当てはまっているかチェックしましょう。それぞれの項目は質問形式なのでベストアンサーと一緒に掲載します。
- あなたはこの記事に書かれている情報を信頼するか?
- 信頼できるならば質の高いコンテンツである。信頼できる内容の記事を書くべきだ。
- この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか? それとも素人によるものか?
- 専門家によるものならば信頼できる可能性が高いので質の高いコンテンツである。素人でも情報源が明記されているなどの信頼性があるならば大丈夫だ。信頼できない素人のものはNG。
- サイト内に同一または類似のトピックについて、キーワードがわずかに異なるだけの類似の記事や完全に重複する記事が存在しないか?
- 類似記事や重複記事は読者にもSEO的にもよくない。類似する記事が存在するならば、今書いている記事を公開するべきではない。
- あなたはこのサイトにクレジット カード情報を安心して提供できるか?
- これはサイトの運営者が良識のある人がどうかの問題だろう。カード情報を悪用しないような良識のある人ならば、読者のために質の高いコンテンツを提供するだろう。
- この記事にスペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?
- 誤字脱字はなくすべきだ。もしあるならばそれは手抜きの記事である。
- このサイトで取り扱われているトピックは、ユーザーの興味に基いて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上位表示を目的として選択されたものか?
- コンテンツはアフィリエイトやSEOのために作るべきではない。まず最初に、読者のためにコンテンツを作成するべきだ。
- この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
- 独自のコンテンツや分析ならばそれだけで読者の役に立つ可能性が高いだろう。他のコンテンツとは違うオリジナルの内容の記事を書くべきである。コピーコンテンツは厳禁だ。
- 同じ検索結果で表示される他のページと比較して、はっきりした価値を持っているか?
- 他のページとは違う価値を持つならば、それは確実に読者の役に立つ。他のサイトより情報量が多くて詳しいコンテンツを作るべきだ。
- コンテンツはきちんと品質管理されているか?
- 間違いの箇所があるときに修正を加えるサイトならば、手抜きの記事はそれほどなく、コンテンツの質が高い傾向にあるだろう。読者のためにも品質管理はきちんとやるべきだ。
- この記事は物事の両面をとらえているか?
- 物事の両面をとらえるべきで、主観で記事を書いてはならない。扱うトピックを複数の立場から分析できれば、読者の役に立つことができる。
- このサイトは、そのトピックに関して第一人者(オーソリティ)として認識されているか?
- 専門家や著名人ならば、その人の詳しい分野に関しての記事は信頼性があるので、質の高いコンテンツである。自分に専門分野があるならば、その分野の記事を書くことで読者の役に立つ質の高いコンテンツを提供することができる。
- コンテンツが外注などにより量産されている
- 外注で作ったものは信頼性が欠けるので、読者のためにならない。きちんと、自分で調べた情報を使って自分でコンテンツを作成するべきだ。
- 多くのサイトにコンテンツが分散されている
- これは、サイト自体が使いづらい。いくら質の高いコンテンツでもそれが分散してしまえば見にくい。きちんと関連性のあるものは1つのサイトでまとめるべきだ。
- 記事はしっかりと編集されているか? それとも急いで雑に作成されたものではないか?
- 手抜きの記事は誤字脱字なども増えて質が下がる。読者のためにコンテンツを作成するので、しっかりと時間をかけて作るべきだ。
- 健康についての検索に関し、あなたはこのサイトの情報を信頼できるか?
- これは少し意味がわからなかったのでスルーする。
- サイトの名前を聞いたときに、信頼できるソースだと認識できるか?
- 読者の役に立つ質の高いコンテンツを作り続ければ、それだけ信頼性も増す。信頼性があるサイトなら質の高いコンテンツ多い。
- 記事が取り上げているトピックについて、しっかりと全体像がわかる説明がなされているか?
- 概要がわかりやすく書けているものは読みやすい。結果的に読者の役に立つので、記事が長くなるようなら、最初にしっかりと概要を説明するべきだ。
- 記事が、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
- 上記でも述べたように、独自の分析などは読者にとって興味深い。オリジナルな内容のコンテンツを作成するべきだ。
- ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
- 知り合いに紹介したくなるページならば読者の役に立つページだろう。そのような記事を作ることで、読者の役に立つことができる。
- 記事のメインコンテンツを邪魔するほど、過剰な量の広告がないか?
- 広告の多用はユーザービリティーを阻害する。数は少なくし、記事中には入れず、サイドバーや記事の最後に広告を掲載するべきだ。
- 記事が雑誌、百科事典、書籍で読めるようなクオリティか?
- そのようなクオリティであれば、完璧に質の高いコンテンツである。そのようなコンテンツ作りを目指すことで読者の役にも立つ。
- 記事が短い、内容が薄い、または役立つ具体的な内容がない、といったものではないか?
- 内容が薄いものは低品質で、読者のためにならない。しっかりと読者に役立つ情報量が豊富なコンテンツを作成するべきだ。
- ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?
- 細部にまで配慮がなされていれば、それは質の高いコンテンツであると言える。読者のために詳細な部分も説明したり、サイトの細かいデザインなども重要視するべきだ。
- このサイトのページを見たユーザーが不満を言うか?
- 不満が出なければ、それはユーザーを満足させているコンテンツである。そのようなコンテンツを作ることで、質の高いコンテンツとなる。
以上です。
少し意味がつかみにくかったものや、結果論のような項目もありましたが、コンテンツの作成後は以上のようなことをチェックしましょう。
そして、改善できる箇所があれば、それを改善することで読者に役立つ質の高いコンテンツとなります。
もし、記事を作るときに上記のすべての項目をベストアンサーにすることができたなら、かなり信頼性があるサイトを運営し、常に読者の役に立つコンテンツを作り続けていることになります。
ブログなどを運営し続けるのならば、上記の項目をすべてベストアンサーにできるように心がけることが重要です。
まとめ
以上、SEOにおいて質の高いコンテンツを作ることが重要で、それは読者のためになるコンテンツです。
読者の役に立つコンテンツであれば、それは質が高いことになり、読者にもGoogleにも好まれるでしょう。
質が高いことで読者の役に立つのではなく、読者の役に立つから高品質なコンテンツとなるのです。そのことを理解した上で、読者の役に立つコンテンツを作り続けることを心がけましょう。