しつけ方が悪い!子どもにやってはいけない間違ったダメな叱り方4選(2/2ページ)
3.やってはいけない理由を教えていない
以上で何度も言ってきましたが、子どもが間違いをした場合に叱る際には、それをやってはいけない理由をきちんと理解させるべきです。
しかし、親の中には「やっちゃだめ!わかった!?」としか言わない親もいます。つまり、やってはいけない理由を述べていないのです。
やってはいけない理由を理解させなければ、子どもは同じことをまたやってしまうことになるので、その叱り方はNGとなります。
「やっちゃだめ!」とやってはいけないことを説明した上で、「人に迷惑がかかるから」など具体的な理由を説明して叱るようにしましょう。
4.本質とずれた理由で叱る
また、中には本質とずれた理由で叱る親もいるものです。
- 「店員さんに怒られるからやっちゃダメ」
- 「やったらおまわりさんに逮捕されちゃうよ」
- 「パパとママと一緒に暮らせなくなるよ」
以上のような理由で叱る親もいますが、それは本当の理由ではありません。嘘や脅しに近いものであり、子どもに「なぜやってはいけないのか」という本質的な理由を理解させることはできないのです。
「やってはいけない」と理解しても、その理由を間違って教えてしまえば意味がありません。「店員に怒られるから」と言われれば、「店員がいなければ大丈夫」と思ってしまいます。
これらは間違った叱り方としては結構問題になっているものです。子どもにやってはいけないことをしっかりと理解させるには、その本質的な理由を理解させる必要があります。「店員にが怒られるから」というのは間接的に発生した結果にすぎず、それは脅しにしかなりません。
「他の人にどんな迷惑がかかるか」「自分の体にどんな悪影響が及ぶか」という子どもが行動したことによる直接的な結果となる本質的な理由を教えるべきです。
まとめ
以上が、子どもにやってはいけないダメな叱り方となります。ダメな叱り方をしてしまえば、子どもをしっかりとしつけることができません。
暴力や暴言、脅しなどは適切な叱り方ではなく、同じ間違いをしないためにも、なぜやってはいけないかをしっかりと理解させることが必要です。
理由に関しても、「怒られるから」という脅しのような理由ではなく、「それをしたらどんな不利益が生じるか」という本質的な理由を教えましょう。子どもにわかりやすく教えることで、物事の善悪を身につけることができ、きちんとしたしつけ・教育となります。
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