効果的なしつけや教育を!子どもへの正しい上手な叱り方の4つの手順
子どもがいけないことをした場合には叱ることが必要です。しかし、その場合に注意するべきことは「叱り方」となります。
叱るということ単純に怒るというわけではなく、子どもに対するしつけや教育の一環となるものです。そのため、正しく上手な叱り方が重要です。
暴力を振るったり罰を与えたりすることで叱る親も多いですが、それは単なる子どもへの脅しや圧力であり、「叱る」ということではありません。それでは正しいしつけができないのです。
叱るということは子どもを脅して悪さをしないようにするのではなく、やっていいことと悪いことをしっかり学習させるということが目的なのです。
そこで、今回はその正しくて上手な叱り方について紹介します。いくら叱っても同じ悪さをしたり、叱り方がわからないという親御さんはぜひ参考にしてください。それではどうぞ!
子どもへの正しい上手な叱り方の4つの手順
STEP1.なぜ悪さをしたのか理由を問いただす
「叱る」ことの目的は、上述したように子どもへのしつけとなります。やってはいけないことを理解させ、それを今後やらないように学習させるということが目的です。
そのため、まずは最初のステップとして、子どもに悪さをした理由を問いただすようにしましょう。子どものやったことが悪いことだと教えるためには、まずはその理由や考えが間違っていることを理解させる必要があります。
ただ単に「悪いことだからやってはいけない」と言えば、その悪さはしなくなりますが、悪さ好きの考えは直すことはできません。そのため、行動の悪さだけではなく、その動機や考えも悪いことだと注意するべきです。悪さをする原因となる根本的な考え方を改善する必要があります。
子どもが悪さをした理由を問いただし、その考えの間違った部分を注意することで、子どもは自分の考え・行動が悪いことだと理解できます。そのため、まずは「どうしてこんなことしたの?」と理由を聞くようにしましょう。
STEP2.その悪さのせいでどうなるかを考えさせる
理由を聞いた後は、その悪さのせいでどんなことが起きるか考えさせましょう。そもそも、子どもは好奇心旺盛で未熟なので、自分のやったことが悪いことだと思っていないことも多いです。
そのため、自分のやったことが悪いことだと理解させる必要があります。そして、これは子どもに考えさせるようにしましょう。
例えば、子どもが「面白そうだから」と悪さをした場合に、親が「面白そうでも人に迷惑がかかるからやっちゃだめ」と叱っても、子どもはそれをすぐに忘れてしまい、同じ悪さをしてしまうことが多いです。
きちんと子どもに悪いことでやってはいけないことだと理解させるには、その悪さをしたせいでどんなことを引き起こすかを考えさせるようにしてください。自分の責任を自覚させる必要があるのです。
「面白そうだからこんなことをしたけど、そのせいで他の人がどうなると思う?」と考えさせるようにしてください。そうすれば、子どもは自分の行動が悪い結果を引き起こすと理解することができます。