オワコンが運命?なぜSNSはユーザーに飽きられ、廃れてしまうのか?
近年爆発的に普及した、ソーシャルネットワーキングサービス、通称SNSですが、最近の主流はFacebookやTwitterですよね。
数年前まではmixiが日本で2000万以上のユーザーがいましたが、今となっては廃れてしまい、オワコンと揶揄されています。
そして、FacebookもFacebook疲れとかいうように言われ、もはやオワコンではないかと世間では噂されています。
SNS自体は近年登場したものではなく、結構昔からあったもので、当時はフレンドスター(Friendstar)やマイスペース(Myspace)というSNSサービスが人気でした。
しかし、当時の人気はなくなり、廃れ、今となってはFacebookがSNSの王者として台頭していますが、そのFacebookも廃れつつあります。
このようにSNSの歴史を見ていくと、もはや結果的に廃れてしまうのが運命ではないかとさえ考えることができます。
それでは、なぜこのように、最終的には飽きられ、オワコンとなってしまうのか、以下に、理由を紹介します。
SNSが利用者に飽きられ、廃れてしまう理由
単純に飽きるから
人というのは基本的に飽きやすい生き物です。
何事も慣れてしまえば、飽き、それが生活に必要なものでなければ簡単に切り捨てます。
これはどんなものにも当てはまり、SNSもそのうちの一つということです。
人間関係は変化する
SNSの大きな特徴としては、人とのつながりをより密接にするということでしょう。
その人が何をしているか、知ることができたり、逆に自分が今何をしているかアピールすることができます。
SNS上で絡む人は、まったく知らない人だけと絡む人もいますが、基本的に現実でも交流のある人とつながるでしょう。
そして、その人たちの行動を見て、おもしろいと思ったり、今度その場所に一緒に行こうなどと交流が広まったりするものです。
しかし、人間関係は変化します。
人というのはおもしろいもので、自分が属している組織の中の人としか基本的には交流を持ちません。
ものすごく仲がいい人とは生涯交流していくということもありますが、普通は、ある組織を脱して、次の組織に属することになれば、前の組織で同じだった人との交流はほとんどなくなり、新しい組織で新しい人間関係が生まれます。
そして、人は自分と関係のないことには興味を持ちません。同じ組織の人の行動に興味を持ちます。その他の関係ない組織に属している人が、たとえ知り合いであっても、今の自分の仕事や環境などと関係ない投稿ばかりするので、興味を示さないでしょう。
現実での人間関係は急に変化しますが、SNSは勝手に友達が新しい組織のメンバーに入れ替わるというようなことは起きません。
昔の友達が今は自分とは関係ない仕事や人間関係などを持ち、それに関する投稿を見ても、まったくおもしろくありません。
その人の投稿をおもしろいと感じていたのは、自分と共通点があり、理解ができたからです。意味も分からないことを見ても面白いわけがありません。
このように、SNSが現実の人間関係に対応できず、ユーザーの変化に着いていけないことがオワコン化の主な原因としてあげることができます。
人間関係で疲れる
人間関係はおもしろこともありますが、嫌だったり億劫な部分もあります。
たとえば、 嫌いな人が友達申請してきて、返したくない。けど返さないと、嫌っていることがばれてめんどくさいので嫌々友達になるとかです。
もしくは、上司が友達申請してきて、プライベートなことを知られたくないけど、断るわけにもいかないから渋々申請を承認するとかも考えられます。
あとは代表的な問題がいいね合戦ですね。上司にいいねをしないと怒られるとか、ありえないことにまで発展してしまったことがある人もいるそうです。
以上のように、楽しいSNSが、接待や上辺の関係を続けるためにやらなければならない義務のようなものとなり、結果的にサービス自体が嫌われて、ユーザーが離れてしまうのでしょう。
サービスの改変
これはmixiで問題になりましたね。mixi特有の足跡機能を廃止して、ユーザーから猛反発があったにもかかわらず、対応しないで、結果的にユーザーが離れてしまうということです。
人がサービスを使い続ける理由にはそのサービスが何かしらのメリットがあったからでしょう。
これはSNSだけではなく、他のサービスにも言えることで、機能を改変してユーザーの利便性を損なってしまうのであれば、確実にユーザーは離れ、廃れてしまいます。