エボラ・ペスト・コレラ・デング熱・マラリアの各感染症の概要・特徴まとめ
最近では、アフリカでエボラ出血熱が大流行しており、パンデミックの危険もあるとされ世界中でかなり警戒されています。
そして、中国ではペストが流行しており、日本では代々木公園の蚊によってデング熱が確認されました。ここのところ感染症がかなり流行っています。
しかし、実際にはどの感染症でどのような症状がでるのか知らない人も多く、それに名前もややこしいので、十分に把握できている人は少ないでしょう。
そこで、今回はエボラ出血熱・ペスト・コレラ・デング熱・マラリアの各感染症の概要や特徴についてまとめます。感染症が流行している今、ぜひ知識として頭に入れておくようにしてください。それではどうぞ。
エボラ・ペスト・コレラ・デング熱・マラリアの各感染症の概要・特徴まとめ
エボラ出血熱
概要
エボラ出血熱は現在世界中で話題になって、アフリカで大量感染が問題になっている感染症です。死亡率が50~90%とかなり高く、人類史上最悪のウイルスとも言われています。潜伏期間は2日から最長で3週間と、長い間潜伏しています。
原因
原因としては人間以外の動物から由来するもので、その有力なものとしてはコウモリの可能性が高いと言われています。他にも豚やサルなども持っているとされています。ウイルスが混じっている感染者の血液や唾液など体内から出たものに触れると、ウイルスが自分の体にも感染してしまいます。
症状
- 発熱
- 悪寒
- 頭痛
- 筋肉痛
- 食欲不振
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 進行すると、全身からの出血・吐血・下血が見られ、最悪の場合死亡する
治療・予防
有効な治療法は確立されておらず、点滴やビタミン剤の投与が行われます。最近では未承認薬が効果があったとされて、エボラへのワクチンとして期待がされています。
予防としては空気感染は起きないので、感染者の血液や唾液などに触れないようにすることが必要です。
ペスト
概要
ペストは黒死病とも言われ、潜伏期間が2~5日で発症する菌類です。感染してから1週間ほどで死に至り、死亡率は50~70%とされています。
原因
ネズミなどの齧歯類に流行する病気で、ノミがネズミの血を吸い取り、そのノミが人間の血を吸うと、ペスト菌が人に感染するようになります。また、空気感染する種類もあります。