無害なのになぜ怖い?ゴキブリが人間から理不尽に嫌われる理由3選
ゴキブリは好きですか?おそらくこう聞かれれば、多くの人が「NO」と答え、「YES」と答える人は0に等しいでしょう。
ゴキブリは人間からとても嫌われており、その姿を見てしまっただけで悲鳴を上げたり失神する人もいるものです。しかし、なぜゴキブリは嫌われているのでしょうか。
ハチやヘビのように毒などの害はありません。ゴキブリは基本的には無害であり、体の構造なども子どもたちが大好きなカブトムシやクワガタとほぼ同じです。
しかし、昆虫は好きだけど、ゴキブリだけは無理だ、怖いという人が多いのが現状です。それはもはやゴキブリへの理不尽な差別となります。どうしてゴキブリは人間からこんなにも恐れられて嫌われてしまうのでしょうか。今回はその理由を紹介します。
ゴキブリが人間から理不尽に嫌われる理由3選
1.見た目がグロテスクで気持ち悪いから
ゴキブリが嫌いだという人の理由で一番多いのは、「気持ち悪いから」というものが大半を占めると思います。ゴキブリの見た目のグロテスクさによって、無害だけれども気持ち悪いから人間に嫌われてしまうのです。
真っ黒い体に長い触角、トゲが連なったような足に、芋虫を思わせるような腹の模様。これらの特徴が合わさって、ゴキブリ全体を気持ち悪いと思ってしまうのでしょう。
クワガタムシであればハサミがカッコいい、カブトムシであれば角がカッコいいとなりますが、ゴキブリは単に気持ち悪い特徴しかありません。他の昆虫とは違って、見た目が劣っていて気持ち悪いから嫌われてしまうのでしょう。美人とブスのどちらが好きか嫌いかのと同じようなものですね。とても理不尽で仕方がありません。
2.動きが超高速だから
また、ゴキブリが恐れられている理由としては、その超高速な動きが理由であるとも考えることができます。人は、急速に迫ってくるものにプレッシャーや恐怖を抱きます。
車がノロノロこちらに向かって来れば「あっ、車だ」としか思いませんが、時速100kmで向かってきたらどうでしょうか。それはおそらく、恐怖心を抱くことでしょう。車だけではなく、ボールにしても、走っている人でも、凶器を持っている人でも、それがこちらにものすごい勢いで迫ってくるほど恐怖を抱くでしょう。
ゴキブリもこれと同じようなことです。ゴキブリは昆虫の中でも特に高速な動きをします。人間の大きさに換算すると時速300km以上を超えると言われるほどの脚力の持ち主です。
カブトムシやクワガタはノロノロ動きますが、ゴキブリは超高速でこちらに向かってくるのです。その速さから恐怖やプレッシャーを感じてしまい、人間から忌み嫌われているのでしょう。