正しい使い方を!入試やセンター試験対策の過去問の間違った勉強法4選

正しい使い方を!入試やセンター試験対策の過去問の間違った勉強法4選

入試やセンター試験の受験勉強での対策においては、過去問対策が必須となります。過去問はその試験の傾向をつかむために欠かせないものです。

しかし、必須対策である過去問も間違った使い方をしていれば、全く意味のない対策となってしまいます。過去問については色々と勘違いをして、間違った勉強をしている受験生も多いです。

受験を制すためには過去問を効果的に活用しなければなりません。そこで、今回は過去問の絶対やってはいけない間違った使い方や勉強法を紹介します。それではどうぞ!

入試やセンター試験対策の過去問の間違った勉強法4選

1.問題を解くだけで終わり

過去問に限らず、どんな問題集においてもそうですが、問題を解くだけで終わりという使い方で勉強するのはNGとなります。

問題を解くのは、「解く」ではなく「理解する」ということが目的です。問題に慣れて、間違えたところを改善できるようにするのが問題演習の鉄則です。

問題を解いただけで勉強したような気分になってしまいますが、それは間違いです。過去問は問題を解くことで、その問題形式・傾向・時間配分に慣れて、実際の試験をスムーズにこなすための練習となります。

どういう問題が出て、どんな時間配分で攻略すればいいのかを考えることが重要であり、ただ単に解いただけで満足しては、実力には何も結びつかないことになります。

2.過去問だけでの対策

また、試験直前には過去問だけで対策をするという人もいますがそれもNGとなります。おそらく、過去問が解ければ試験も大丈夫ということで対策をしているのでしょうが、それは間違った考え方です。

過去問は確かに入試においては必須対策となります。ですが、過去問と同じ問題が出るわけではなく、過去問ができたから試験もできるとは限らないのです。

似たような問題はでるけれども、まったく同じ問題は出ません。「過去問さえやれば大丈夫」と考えがちな人は多いですが、それは間違った使い方となってしまいます。

上述したように、過去問は問題形式や時間配分に慣れる目的で行うものです。実際の試験問題を解くことができる能力を身につけるものではありません。

問題演習として機能するので、問題を解く力も身につきますが、それだけでは不十分です。実際の試験はどんな問題が出るかわからないので、試験直前だからこそ過去問だけではなく、基礎の確認や問題の解き方の理解なども行うようにしましょう。