実は単純!一発屋芸人はなぜ一発屋であるのか?その理由と対策(2/3ページ)

最初のインパクトが強すぎる

人は第一印象が重要だと言いますが、お笑いにおいても同じです。最初のネタがおもしろければ、その人をおもしろいと感じるようになります。

しかし、初期ネタのインパクトが強すぎてしまうと、新ネタを披露したときに初期ネタがおもしろすぎて、新ネタはつまらないと感じられ、滑ってしまいます。小島よしおや楽しんごがあてはまります。

結果的に、飽きられてしまい、売れなくなってしまいます。

自分のキャラよりネタが目立ってしまっている

本来、人が人をおもしろいと感じるのはその人自身がおもしろいからです。そして、その人がおもしろいとわかれば、その人のことをずっとおもしろいと思うでしょう。

しかし、ネタがおもしろい例もあります。誰がやっても面白いと言えるネタです。この場合は、その人がおもしろいというより、ネタがおもしろく、そのネタを外せばその人はただのつまらない人になってしまいます。

一発屋のネタは結構インパクトがあるもので、ネタをやっている人ではなく、ネタ自体がおもしろいと感じられるようになり、ネタを変えれば売れなくなり、変えなければ飽きられるという悪循環に陥ってしまいます。

長く売れている芸人は、ネタもありますが、ほとんどがトークによっておもしろさを演出していて、それによってキャラが立ち、その人自身がその人のキャラでおもしろいと感じられるようになるのでしょう。

一発屋にならないためにはどうすればよいのか?

一発屋になってしまう理由を説明したところで、一発屋にならないためにはどうすればいいでしょうか。

ワンパターンのネタをやめろ

一発屋になってしまう理由にもある通り、ワンパターンのネタはやめるべきです。すぐに飽きられてしまいます。

ネタよりキャラ優先

やはり、売れるための秘策は自分のキャラを確立することが重要です。ネタがおもしろいというより、その人がやるから面白いという演出をする必要があります。

そのためには、バラエティで応用できるネタや、インパクトが強すぎないネタを作る必要があります。そうすることで、ネタではなくて、その人自身がおもしろいと思われ、自然とネタも自分のキャラづくりに役立ち、バラエティでも応用できるでしょう。