なんでなの!?アニメやマンガの主人公に学生や10代が多い5つの理由
マンガやアニメといえば日本の代表的な文化の一つとなっています。多くのファンを抱え、その影響は海外にまでも及んでいます。
しかし、どれも思うのが、主人公に若い人が多いということです。学生や10代がほとんどであるように思えます。実際に、アニメ人気ランキングのTOP10の主人公の年齢は以下のようになっています。(参考:人気アニメランキング【あにこれβ】)
- 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX…草薙 素子 47~48歳
- とらドラ!…高須 竜児 16歳
- コードギアス 反逆のルルーシュ R2…ルルーシュ・ランペルージ 18歳
- CLANNAD AFTER STORY-クラナド アフターストーリー…岡崎 朋也 高校3年生(17~18歳)
- STEINS;GATE[シュタインズ・ゲート]…岡部 倫太郎 18歳
- 新世紀エヴァンゲリオン…碇 シンジ 14歳
- COWBOY BEBOP-カウボーイビバップ…スパイク・スピーゲル 27歳
- コードギアス 反逆のルルーシュ…ルルーシュ・ランペルージ 17歳
- 交響詩篇エウレカセブン…レントン・サーストン 14歳
- 化物語…阿良々木 暦 高校3年生(17~18歳)
どうでしょうか。どれも人気アニメは10代の主人公が多いです。他にも有名なので、涼宮ハルヒや、インデックスシリーズ、とある系、ソードアートオンライン、中二病でも恋がしたい、けいおん!など、どれも学園系が多く主人公も10代が多いように見えます。王道な感じでも、名探偵コナン、NARUTO、ワンピースなども10代の主人公です。
これはなぜなのでしょうか。なんとなく見ているアニメやマンガでも、よく考えてみると、とても不思議なことです。そこで、今回はその理由について紹介します。それではどうぞ。
アニメやマンガの主人公に学生や10代が多い5つの理由
1.一番輝いている青春の時期だから
10代や学生と言えば、青春の時期です。それは恋愛でも部活でも人生の中で一番輝いている時期でしょう。
多くの人はその青春に恋い焦がれます。学園もののラブコメなどが多く、人気があるのはそのような青春に憧れる人が多いからです。
三十路を超えたおばさん・おじさんのラブコメを描いても新鮮さなど微塵もありません。若いからこその青春というものが人気を博し、そのようなマンガやアニメが必然的に多くなります。
2.フレッシュで元気があるから
学生の時代は青春であると同時に、若さによるフレッシュさと元気の良さがあります。バトル系などではその熱血さが売りとなります。
おじさんが熱血的にバトルしても見ごたえはありません。スポーツマンガでも若いからこそのフレッシュさがあるからこそ人気なのです。
また、お色気シーンなどもありますが、それは若いからこそ魅力を伝えることができるものです。おばさんのお色気シーンなど誰も望まないでしょう。
マンガやアニメというものはわくわくや手に汗握る展開みたいなものが好まれます。それには若さというフレッシュさは不可欠なものとなるのです。
3.思春期なので葛藤や苦悩を描きやすい
そして、マンガやアニメではストーリーが重要です。それは主人公の周りの変化ともに、主人公自身の成長を加えることで面白くなります。
ただ単にバトルに勝つだけ、もしくは単に学校生活を送るだけでは面白くありません。そこにキャラクターの葛藤や成長があるからこそ面白くなります。
そして10代といえば思春期真っただ中で、様々な心情の変化があります。そのため、葛藤や苦悩を描きやすく、うまく成長を描くことができます。
そのような理由からも10代の主人公が多い理由でしょう。おっさんやおばさんが苦悩したり何かを悟って成長することができても、「そんな年なのに今さらかよ」としか思いません。成長は未熟で若いからこそあり、それが面白いのです。