子どもの足を速くする!かけっこで速く走るための練習方法・コツ6選(2/3ページ)

基礎動作と専門動作を意識

かけっこの動作には基礎動作と専門動作があります。

基礎動作
最低限必要な体の動かし方
専門動作
高いレベルにする体の動かし方

どんなことでも基礎ができてから応用へと移るものです。基礎動作ができていないのに専門動作ばかり練習すると、効果が出ずに悪い走り方の癖がついてしまうことがあります。

そのため、基礎動作から専門動作へとステップアップすることが重要で、子どもの段階に合った練習方法をすることが重要です。

以下の動画を参考に、トレーニングの考え方について理解を深めてください。

3.【大きな動作】正しい立ち方

それでは「大きな動作」を身につけるのに必要なことを紹介していきます。走ることに関しては姿勢が重要です。正しい姿勢をすることで「大きな動作」を実現でき、かけっこを速くすることができるでしょう。

その正しい姿勢とは猫背になります。人の背骨はS字曲線を描いており、猫背になることで重力の付加を軽減でき、一番楽な姿勢となります。

よく胸を張った姿勢が正しいと言われますが、それは逆に疲れやすいです。軽く猫背の楽な状態の姿勢を子どもに覚えさせるようにしましょう。しかし、猫背すぎるのも問題なので注意してください。

また、赤ちゃんや子どもは親を見て仕草や姿勢をまねるものです。姿勢が悪いと子どもに変な癖を与えてしまいます。姿勢が悪いと足が速くなりませんので、親が手本としてきっちり正しい姿勢を心がけるようにしましょう。

以下の動画で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

4.【大きな動作】正しい立ち方の測定・練習方法

それでは、以上の正しい立ち方ができているかどうかの確認、そしてできていなかった場合の練習方法を紹介します。うまく姿勢を覚えさせて、「大きな動作」を身につけられるようにしましょう。まずは、以下の手順で立ち方を確認してください。

  1. 子どもをまっすぐに立たせる
  2. 子どもの後ろに立って肩を真下に押す
  3. 強く押しすぎると体を傷める原因になるので注意

この時に上体が動かない場合には正しい立ち方ができています。しかし、上体が反れる場合は胸を張っている状態となっているので正しい姿勢はできていません。その場合には以下の方法で正しい姿勢を練習するようにしてください。

  1. 肩甲骨・お尻・かかとが壁についた状態で立ち、ゆっくり足を上げる
  2. 3点が壁から離れないように意識する
  3. 稼働域いっぱいまで足を上げる
  4. 両足10回ずつを1日1回行う

この練習の際には以下のポイントを確認しましょう。

  • 膝が壁と90度のところまで上げられているか
  • 軸足がブレていないか
  • 胸を張らないでいるか

どこができているかできていないのかを確認して、子どもに正しい立ち方を覚えさせるようにしてください。以下の動画で詳しく解説していますので、参考にしてください。