速読を目指す受験生必見!英語の長文問題を速く読むための方法・コツ6選(2/3ページ)

3.1語1句を完璧に訳そうとしない

英文を読む際には1語1句を完璧に訳そうとしますが、それはNGとなります。1語1句訳そうとすれば、それなりに時間がかかって、すべて解き終わることができません。

英語の文章の内容の理解では、キーワードに注目して理解するべきです。特に理解する必要のない部分も、細かく訳していれば時間の無駄です。

例えば、「a・the・so・and・for example」などの補助的な役割の単語は、丁寧に訳しても時間の無駄になるだけです。文章の意味を理解するには、その一番伝えたいメイン部分を読み取ることが重要です。「誰が何をどこでどうしたか」など、5W1Hに注目して文章を読み進めましょう

単語だけに限らず、文章そのものにおいても、丁寧に理解する必要のない部分にかける時間は減らしましょう。なお、丁寧に訳さなくても大丈夫な部分は文章によって違います。読み進めるのと同時に判断するしかないので、長文読解のトレーニングで読む能力を鍛えるようにしましょう。

4.文章は読む順番で前から訳していく

また、英語の文章は読む順番で訳していきましょう。例えば以下の文章があったとします。

I can’t go,because I’m busy.

これを訳すと「私は忙しいので、行くことができません。」となります。しかし、これは後ろから訳しているものです。つまり、「文章を前から読む→後ろから再度さかのぼって訳す」というように文章を往復して読んでしまっています。

これは明らかに時間のロスです。理想としては、読んだと同時に訳して意味が理解できるようになることです。つまり、読む順番で訳すことが必要です。

以上の例文で読む順番で訳すと、「私はいくことができない、なぜなら忙しいから。」となります。日本語だとぎこちないですが、意味的には十分に理解できるものです。

英語と日本語は接続詞などの文章の構造が逆になるパターンが多いです。そのため、日本語に訳すと後ろから再度読んで訳す必要があります。しかしそれは時間のロスになります。完璧に訳す必要がないときは、読む順番で訳して意味を理解しましょう。そうすれば、読みと翻訳を並行して行うことができるので、効率よく読み進めることができます。

5.なるべく英語のまま意味を理解する

英語の文章・単語の意味を理解する際には、日本語に訳してから理解する人が多いでしょう。たとえば、「dog」という単語は以下のように理解するでしょう。

「dog」→日本語で「犬」→あの4本足の動物のことだ

しかし、言語は対象の意味そのものを表わすものです。それを別の言語に翻訳して意味を理解するとなれば、その訳している時間だけロスしてしまいます。そのため、英語のまま、その言葉が表している対象や意味を理解することが理想的です。以下のようになります。

「dog」→あの4本足の動物のことだ

このように、英語のまま単語の意味を理解すれば、いちいち日本語に訳す時間のロスを減らすことが可能です。日本語を経由して意味を理解するよりかは、英語のまま意味を理解した方が早い理解が可能で、結果的に読むスピードが速くなります

これを行うためには単語の覚え方が重要です。英単語は「日本語訳」を覚えるのではなく、それが表す「意味」を覚えるようにしましょう。そうすれば、英語だけで意味が理解できるようになり、速く読み進めることができます。