決断できない!転職しようかどうか迷うときの対処法や考えるべきこと(2/3ページ)
3.今の仕事に嫌気や不満、疲弊、辛さを感じてはいないか
さて、以上の手順で転職の動機とその未来図について考えることができたでしょうか。しかし、これらを考えてもまだ答えを出すことができないという方が大半だと思います。もしそうであれば、今の仕事のマイナス面に着目してみてください。
人は何かに変化を求めるときは、それに対して不満があるときです。転職ではさらなるキャリアアップを望むなどのポジティブな理由もありますが、人間関係の悪化などのネガティブな理由による転職のほうが圧倒的多数になります。
もしもあなたが、現在の仕事について不満や辛さなどのネガティブな考えを抱いているのであれば、それは転職をするべきサインとなります。なぜならば、それはあなたにとっては良くないからです。
4.今の仕事を続けると、どのような未来が待っているか
あなたにとって良くないということはどういうことか。それは、マイナスな未来が待っているということです。今の会社に不満を抱えているのであれば、それを退職までずっと持ち続けることになります。それでは、確実に疲労困憊です。
キャリアアップを望んでも、成長の見込めない会社ではあなたも成長はできません。休みを望んでも、残業ばかりのブラックでは疲れ果てる一方です。人間関係でもパワハラでも、やりがいがないでも、どんなネガティブな理由でも、あなたにとっては望まない将来になってしまうはずです。
会社に対するネガティブなイメージを持ったまま働き続けても、あなたのためには何もならず、キャリアの停滞や健康リスクなどのマイナスな害しかもたらしません。転職の理由が単なる気まぐれではなく、今の現状による不満であるのならば、転職を決意する方向に目を向けることが大事ですよ。
5.あなたの本当にやりたいこと、実現したいことは何か
最後に、あなたが本当に望むこと、やりたいことについて考えてみましょう。
- 人間関係に悩まない職場で働きたい
- もっと自分に合った仕事の業種が良い
- もっと待遇や年収のいい会社に努めたい
- ベンチャーでやりがいのあるプロジェクトを任されたい
- バリバリの大手でキャリアアップしたい
このように、人それぞれに様々な思いがあるはずです。転職とは上述したようなネガティブな悩みを解決すると同時に、ポジティブな将来像を実現する手段でもあります。
ネガティブな悩みが動機であればもちろん転職するべきです。そして、ポジティブな将来を望む場合でも転職は志すべきです。例えば、今の会社でもキャリアの成長は見込めるが、もっとキャリアアップにつながる会社があるから、そこへ転職したいといったような動機です。
惰性で現在の会社に居座り続けることは決してやってはいけないことです。もはやそれは、企業の歯車のような存在でしかありません。ネガティブでもポジティブでも、転職をしたい思いがあなたの考えの奥底にあるのであれば、それがあなたの真実です。それに従い、転職を決意することがおすすめです。