新卒で入社したけど希望とは違う部署に配属されたら、我慢せずに転職してもOK
就活ではリクルートスーツをびしっと決め、自己PRもうまくできた。その甲斐もあって、念願の企業の内定が決まった。これで晴れて社会人になり、バリバリ働いてエリートを目指すんだ!そう思っていた矢先に、自分の配属部署が希望とは違うものだった…。
あなたもこのような悩みを抱えてはいませんか?営業希望だったのに経理に配属された。広報希望だったのに人事に配属されたなど、いろんなケースがあるはずです。
いずれにせよ、好調なスタートダッシュを切れるはずだったのに、希望する部署とは違うところに配属されてしまうと、とてもショックですよね。いわゆる新卒に多いミスマッチです。入社した会社が第一志望だったとしても、まるで、別の会社に迷い込んでしまったかのような気分になってしまいますよね。
「もう本当に最悪。あんなにキャリアプランを熱弁したのに。しかも、案の定まったく面白い仕事じゃない…。このまま我慢して働くしかないのかな…。」と落胆するでしょうが、そこは我慢せずに、会社を辞めて転職してもいいんですよ。その方があなたの希望するキャリアの実現にもつながりますからね。
そこで、この記事では、希望とは違う部署に配属されたことで悩んでいる新卒社員へ、転職についてのアドバイスを紹介します。我慢し続けて不本意に働けば、残るのは後悔しかありませんよ。それではどうぞ!
新卒では希望部署に配属されないことも多い
新卒で入社した人だと、「仕事が思ったのと違った…」というミスマッチは、結構な割合で起きると言われています。これは社会経験が少ないことも理由ですが、配属部署が希望とは違うものにされやすいということも主な理由の1つです。
下記の図を見てください。
出典:希望通りの部署に配属されなかった先輩たちの、その後を調査してみた! – キャリタスLINQマガジン
このグラフを見ればわかるように、実際に希望する部署とは違うところへ配属された新卒社員の割合は、半分近くにも及びます。これって、かなり多いですよね。
希望とは違う部署になる人が多い理由としては、採用人数の多さでしょう。新卒では大人数を一括採用するので、やはり人気の部署には多くの希望が集まってしまいます。
もちろん、企業は部署ごとに採用者を分散させなければいけないので、希望とは違う部署に配属される人も多くなるということになります。特に、人気の部署を希望した場合には、希望とは違う部署に配属される可能性が高くなりますね。
そのまま我慢したらお先真っ暗…
さて、上の図の結果を見て、「やっぱりみんな希望する部署には就けないんだ…。わがままなんて言えないな…。」と思いましたか?
しかし、我慢する必要はありません。希望とは違い、その仕事に嫌気がさしているのであれば、転職を迷わずにするべきです。なぜならば、そのまま希望とは違う部署で働き続けても、あなたのキャリアに対する希望は一向に叶えられないからです。何のメリットもありません。
「数年働けば、希望の部署に行けるだろう」なんて期待も無意味です。実際に、希望する部署には行けなかったという人が、圧倒的多数であるという調査結果もあります。
出典:希望通りの部署に配属されなかった先輩たちの、その後を調査してみた! – キャリタスLINQマガジン
あなたは、何かしらの期待や夢を持って、その仕事を選んだはずです。しかし、その希望と異なってしまえば、あなたの未来予想図は完成されないことになります。
もし、そのまま希望とは違う部署で働き続けたことを考えてみてください。何のやりがいもないつまらない仕事の日々を続けるだけです。あなたのキャリアプランも崩れ去ってしまいます。ただやれと言われたから仕事をするだけのロボットに成り下がってしまうでしょう。
「ああ、俺何やってんだろう…」という虚しさしか残らないはずです。そして、将来的には、「あの頃に転職しておけば、今頃は好きな仕事をやっていたんだろうな…」なんて後悔に苛まれてしまうでしょう。
「いつかこの仕事にもやりがいが持てる日が来るだろう…」なんて期待をしても意味がありません。希望とは違った時点で、そこには不満しか抱かないようになります。希望の仕事を本来はやりたいんだけどできない。その不満をずっと抱えたまま、苦痛の日々を送るしかなくなるはずです。
新卒3年以内に転職する人は3割もいる!ミスマッチによる転職も多数
しかし、「転職したいけど、やっぱりすぐに入社して転職って…」と躊躇してしまう方もいるでしょう。「仕事は3年続けるのが当たり前」と親から説教されたり、上司からは「まだ若いんだから文句を言うな!つべこべ言わずに働け!」なんて言われることもあるでしょう。
しかし、そんなものはすべて無視して大丈夫です。入社後にすぐに転職してはいけないなんて法律は決まっていません。転職をするかどうかはあなたが選ぶかどうかにかかっています。
「自分だけなんじゃ…」という不安も抱えると思いますが、実は新卒ですぐに辞めるということは、結構一般的になっているものです。
下の図を見てください。
これは3年以内に新卒で会社を離職した人の割合ですが、一番右の大卒では、3年以内に3割もの人が離職しているという結果があります。1年以内でも12.8%と、かなり多いです。実際に、数か月で辞めるなんて人もよく耳にします。
また、転職理由についても、あなたと同じようにミスマッチが原因の人も多いというデータがあります。下の図は、新卒で3年以内に辞めてしまった人の転職理由になります。
このランキング結果では、3位に「仕事内容とのミスマッチ」がランクインしています。つまり、それだけ、新卒で入社した会社の仕事が、希望や期待していたもの違ったという理由で転職する人は多いんです。