これ何て読むの!?急に文字が読めなくなるゲシュタルト崩壊が恐ろしい!
急に簡単な文字が読めなくなってしまうときってありませんか?
おそらく経験したことのある人は多いはずです。
私もブログを書いているときに結構起きます。
そのような現象をゲシュタルト崩壊と言って、脳の働きによるものだそうです。
そこで、今回はそのゲシュタルト崩壊についての仕組みと、私が体験した困ったことや恐ろしかったことを紹介します。
ゲシュタルト崩壊とは?
まずはゲシュタルト崩壊について紹介します。
ゲシュタルト崩壊の定義
ゲシュタルト崩壊は一般的に以下のように定義されています。
ゲシュタルト崩壊(ゲシュタルトほうかい、独:Gestaltzerfall)とは、知覚における現象のひとつ。 全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt,形態)から全体性が失われ、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。幾何学図形、文字、顔など、視覚的なものがよく知られるが、聴覚や皮膚感覚においても生じうる。
(中略)
例えば同じ漢字を長時間注視しているとその漢字の各部分がバラバラに見え、その漢字が何という文字であったかわからなくなる現象である。
以上のように定義されて、簡単に言うと、まとまりがあって意味がある物を個別に見てしまい、その意味がわからなくなってしまうという現象です。
しかも視覚だけではなく、聴覚などの他の感覚でも起きるようですね。
視覚的なものの例としては、上の引用での例えでいいですが、もう少し詳しく説明してみます。
たとえば、「歩」という漢字は、上の「止」と下の「小」が組み合わることで、一つの意味として成り立ちます。
しかし、この「歩」という漢字を本来はこれを1つとして見るべきなのに、「止」や「小」などに無意識に分解して捉えてしまうことで、意味がわからなくなってしまうという現象です。
このような現象は特におかしくなく、健常者でも頻繁に起きるものです。
ゲシュタルト崩壊が起こる理由
近年では、意味飽和との関連も指摘されているが、ゲシュタルト崩壊の発生要因については未解明な部分が多く、静止網膜像のように消失が起きないことなどから、感覚器の疲労や順応によるのではなく、「比較的高次な認知情報処理過程によって発生する」ことがわかる程度である。
ゲシュタルト崩壊が起こる仕組みについては未だにわかっていないようです。
ただ単に疲れているからとか、その文字に見慣れてしまったからとかではなく、もっと複雑な要因が脳の中で起きていることで、この現象が発生するらしいです。
まあ、脳っていうのは未知な部分が多いですからね。仕方のないことです。
ゲシュタルト崩壊が起きやすい文字・形・状況
次は、ゲシュタルト崩壊が起きやすいものを紹介します。
ゲシュタルト崩壊が起きやすい文字
ゲシュタルト崩壊が起きやすい文字というのは結構あるそうです。
以下がゲシュタルト崩壊が起きやすい感じBEST3です。
- 借
- 若
- 粉
以上がゲシュタルト崩壊が起きやすい文字です。
結構簡単な文字で起きやすく、「あ」とか「た」とかのひらがなでも起きやすいそうです。