新卒1年目で辞めたいなら早く転職しろ!実は転職に成功しやすい絶好の時期

新卒1年目で辞めたいなら早く転職しろ!実は転職に成功しやすい絶好の時期

あなたは、新卒採用で会社に入社して1年以内だけれども、転職したいと考えてはいませんか?理由は人それぞれだと思います。

  • 自分に合わなかった…
  • 募集内容と実際の仕事が違いすぎて…
  • 他にやりたい仕事を見つけた…
  • 入ってみたらブラック企業だった…
  • 早速、人間関係がうまくいかない…

など、いろいろと思い描く動機があるはずです。

しかし、「頑張って就活をして入ったのに、転職したらそれが無駄になる…」、「そもそも1年以内という社会経験がほとんどない状態での転職はかなり不利ではないか?」と、葛藤や不安を抱くことで、転職に迷ってしまうでしょう。

ですが、その迷いはさっさと捨て去ってください。たとえ就活を苦労して入社したとしても、新卒で1年未満だとしても、辞めたければ早く退職して転職するべきなのです。

そこで、この記事では新卒1年目での転職を迷っている方に、早く転職するべき理由や、その成功のためのコツやアドバイスについて紹介します。もし、自分が嫌な会社に居続ければ、搾取されて疲弊するだけです。自分の素直な気持ちに従って行動するべきですよ。それではどうぞ。

新卒3年以内で辞める人は3人に1人

「新卒1年目に辞めるなんてありえない」「ただの根性なしの負け組」なんて考えていませんか?転職はネガティブなイメージも多く、入社してすぐに辞める際には、そのマイナスイメージも確かに伴いやすいです。

しかし、実は新卒3年以内で辞める人は、全体の3割にも及ぶんです。つまり、3人に1人が、3年以内に転職をする計算になりますね。これは、結構有名なので知っているのではないでしょうか。

下記のグラフを見てください。

平成25年3月新規学校卒業者の離職率

これは、平成25年に新卒で入社した人の離職率です。学歴が高くなるほど離職率は低くなる傾向にありますが、3割の人が3年に辞めると言われているように、大卒では31.9%の人が入社3年以内に転職しています。そして、入社1年目での転職は12.8%となっていて、かなり多い傾向にあります。

このように、新卒で入社して1年目で辞めてしまう人は、10人に1人ほどの割合で、かなり多いんです。新卒で就職をする人は何十万人もいるわけですから、何万人もの新卒採用者が1年以内で辞めることになります。

「新卒1年目で辞める根性なしなんて、自分だけかも…」と思ってしまいますが、実は、あなたと同じように1年目で転職したい人は山ほどいることになり、実際に転職する人もかなり多いんです。別に異端なことではなく、一般的にあり得ることなんだということがわかりますよね。

新卒1年目での転職は成功しやすい!第二新卒は絶好のチャンス

さて、新卒1年目で辞めることは、別に異常なことではないかと理解できたでしょうか。しかし、それでも転職する決心がつかない人が多いと思います。おそらく、「1年目で辞めたら、根性なしと思われて採用してくれる会社があるかどうか…」という心配があるからでしょう。

でも、実は新卒1年目の場合は、結構転職してやり直しがしやすい絶好の時期なんです。なぜならば、「第二新卒での転職成功のコツは意欲とポテンシャルをアピール!若さは武器である」の記事でも紹介しましたが、新卒1年目のあなたはまだまだ若いからです。その若さゆえの伸びしろや将来性などのポテンシャルが秘められているのです。

新卒で3年以内に辞めた人のことを第二新卒と言いますが、この第二新卒の採用に積極的な企業は年々増加傾向にあり、中小から大手まで多くの企業で実施している企業が増えています。

第二新卒者の採用見通し

そして、新卒1年目は第二新卒にあたるので、新卒1年目で辞めたとしても、転職に成功しやすいんです。下記のような観点が評価されやすいからです。

  • 社会経験まったくなしの素人よりかはビジネスマナー等が身についている
  • 若さゆえのポテンシャルが秘められている
  • 新卒での失敗ゆえの反省・改善により、意欲的な勤労が期待できる

いわば、若さゆえのアドバンテージです。就職経験があるといっても、新卒1~3年目はまだまだ素人です。仕事でも新入社員のうちは失敗が許されると同じように、社会全体でもそれが成り立ちます。新卒で入社した人は、まだまだ社会のことは知らないので、就職後のミスマッチによる失敗もあり得ると考慮されているのです。

もちろん、20代後半や30代で転職を繰り返している人は、単なる離職癖があるとみなされて低評価されがちです。しかし、新卒で入社したばかりの人は、まだまだ若気の至りと見なされて、多めに扱われやすいです。

第二新卒という名も、「2回目の新卒採用」というような意味合いであり、チャンスはまだあるということを表しているようなものです。短期での退職経験があっても、新卒と同じように扱われます。むしろ、「1年目で転職の決意をしてよくやった!お前は決断力と行動力がある!」と評価してくれる会社もあります。面接で意欲と行動力をアピールできれば、もはや鬼に金棒です。

転職は難しい、特に短期間での転職は不利だと言われていますが、新卒入社すぐの転職は例外になります。実は、一番と言ってもいいくらい、転職のチャンスがある時期になります。

会社にしがみついていると、搾取されるだけですよ?

ここまで読んだあなたは、転職の決意ができたでしょうか?繰り返しになりますが、入社してすぐに転職は一見不利に思われがちですが、新卒入社後のすぐの転職は別です。若さゆえのアドバンテージから転職をしやすい時期です。

つまり、その絶好の時期に転職をしないのはかなりもったいないのです。転職をしたいと思うのであれば、時期を逃さず、転職をするべきです。でも、それでも、やっぱり決断できないという方もいるでしょう。

そのような方は、今のまま不満を抱えた会社に居続ければどうなるか考えてみてください。毎日あくせく働くも、そこにはやりがいも楽しさも見出せません。単に会社の利益のためだけに労働するだけで、いわば会社の操り人形になってしまいます。残業がたくさんあったり、給料が少なければ、もう人生は破滅の方向にしか向かわないはずです。仕事終わりや休日に、居酒屋で呑んだくれているだけのヘボリーマン決定です。

つまり、単に会社に搾取されるだけになります。そうなれば、いずれあなたは後悔するはずです。「まだ挽回のチャンスがあった新卒入社後に転職しておけばよかった…」と。それは絶対に嫌ですよね。そう考えれば、転職の苦労などものともしないはずです。むしろ、転職しやすい時期なので、はるかに少ない労力で転職をすることができます。