求人内容に騙されるな!ブラック企業の求人の募集要項にあるあるな特徴
就職や転職を考えている方であれば、好待遇の会社に入社したいですよね。自分の希望条件にマッチした会社であれば、やりがいのある仕事ができますし、理想のキャリアプランの実現も叶えられるはずです。
しかし、現実はそうはうまくいかないものです。中には、会社選びを失敗してしまい、奴隷のように扱われて激務に苦しめられるブラック企業に入社してしまうこともあります。
これを聞くと、「ブラック企業?そんなの求人内容で好条件のものを選べば大丈夫じゃん!」と考える方も多いと思います。しかし、その考えは非常に甘いです。実際に、ブラック企業を選んでしまって苦しんでいる方も多くいます。
「そいつの求人選びのセンスが悪いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それは違います。あなたもブラック企業へ入社してしまう可能性があるのです。なぜなら、求人の募集要項を好条件のものに偽るというブラック企業も数多いからです。
ブラック企業はあらゆるところまでどす黒く染まっている企業です。ひどいと思われるかもしれませんが、求人内容を絶対に守らなければいけないわけではないですからね。入社後には、「募集の内容は目安だから」「基本的に残業はないつもりだけど、今の時期は忙しいから」なんて言い訳されるだけです。
その偽りの求人にまんまとつられて騙されてしまえば、「しめしめ、ネギを背負ったカモがやってきたぞ!」というように、労働奴隷として使えなくなるまで働かされます。そんなことは誰もが嫌なはずです。
そこで、そんな失敗を防ぐために、この記事ではブラック企業の求人の募集内容の特徴や、その見分け方のコツを紹介します。好条件だからとすぐには飛びつかず、何か裏があるのではないかと疑うということがポイントですよ。それではどうぞ!
ブラック企業の求人や募集要項にあるあるな特徴
1.仕事の条件が楽すぎる
「うまい話には罠がある」「甘い蜜には毒がある」とよく言われるように、これは会社の求人でも当てはまる格言です。つまり、条件が良すぎる求人にはブラック企業が多いのです。
たとえば、
- ノルマなし
- 残業なし
- 定時に帰れる
なんて条件ですね。
こんなおいしい求人があれば誰もが飛びつくはずですが、実際にこんな好条件な会社はありません。どの会社でも少なからず残業というものはあるので、それが完全にありませんなんて言えるわけがないでしょう。
まあ正直に書くと、「ノルマが超厳しいです」「残業は毎日たっぷりあります」なんて書かなくてはいけないので、こんな甘い偽りの条件を前面に押し出しているんでしょうね。
実際に入社してみて、「え、、、残業とかノルマなしって書いてあったんですけど」なんて言っても、「は?君、社会人でしょ?残業とかノルマとか常識の範囲内だから」なんてありえない言い訳をされてしまいます。
このように仕事の楽さをアピールしている求人には要注意です。ノルマや残業時間の目安が書いてある求人の方が信頼できます。
2.高給を強くアピールする
ブラック企業は、やたらと給料や報酬が高いことをアピールする求人が多いです。働く人の誰もが高い給料をもらいたいということで、そのような人たちを釣ろうとしているのでしょう。
- 20代でもこんなに稼げます!
- 平均年収よりも高いです!
- 頑張ればさらに稼げます!
こんな感じに書かれていることが多いですね。上で紹介したような、ノルマなし・残業なしの好条件と一緒に書かれていることも多いです。それにはまんまと釣られないようにしてくださいね。
ちなみに、ブラック企業の高給アピールは嘘と言うわけではなく、実際にかなり稼げることも多いです。なぜなら、残業やノルマばかりに苦しめられる激務をするからです。その代わりに時間と体が犠牲になってしまいますけどね。
一般的な相場よりも給料が高い会社は、何かしら理由がありますので、疑ってかかったほうがいいでしょう。実際にたくさん稼げるけど、そのお金を使う暇もないし、何よりも体がボロボロになるなんてことになりかねません。
3.応募のハードルが低い
ブラック企業は離職率も高く、とにかくこき使える人間であれば、誰であろうと集めようとします。そのため、応募・採用へのハードルも低い傾向にあります。
- 未経験者歓迎
- 学歴不問
- 年齢不問
このような、社会人であれば誰でも受けられるような求人は注意が必要です。普通の企業であれば、活躍してくれる適した人材を欲しがりますから、条件は絞るはずです。
「誰でも入社できますよー」みたいな採用ハードルの低い求人は、「誰でもできる仕事だから、とにかく働きさえしてくれればいい」と言っているようなものです。
まあ、とにかく条件が良すぎるものは危険であるということです。求人を選ぶ際には、応募条件が自分の経歴にマッチするものだったり、少しだけ高望みしたりするものを選ぶようにするといいでしょう。