在職中の転職活動は就業規則に違反で禁止なら要注意！懲戒解雇の可能性もあるかも（3/3ページ）

処罰の可能性は限りなく低い

しかし、就業規則で禁止だからと言って、在職中の転職活動をあきらめる必要はありません。法律上は禁止できないわけですし、転職をすることはあなたの立派な権利ですからね。

上で説明したように、在職中に転職活動をした場合には、処罰を食らうこともあります。しかし、それは職務怠慢や会社の物品を私的乱用した場合です。きちんと仕事をしっかりとこなしさえすれば、問題ないです。ばれても注意されるくらいで済みます。

また、不安をあおる形で懲戒解雇もあり得るなんて説明もしましたが、これもかなり稀中の稀なケースです。不当な処罰や懲戒解雇は、よほど悪質な会社でない限り、そしてあなたが非常識な行動をしない限りは、その心配は0％と言ってもいいくらいです。

在職中の転職活動はメリットが大きいのでおすすめ

それに、やはり在職中に転職活動をすることは、そのメリットがかなり大きい点が魅力的です。現職が担保やセーフティーネットとして活躍してくれるので、失敗のリスクを抑えることができます。

退職後に転職活動をした場合、失敗続きになると、彫金もなくなりブランク期間も空き、何かも悪い状況に陥ることになります。しかし、在職中で職が確保されていれば、収入の途絶えやブランク期間の心配もありません。

転職はやはり難しいもので、失敗続きなことも少なくありません。その転職失敗によるリスクと、転職活動をしていることがバレた際のリスク、どちらが不利益を被るか考えれば、転職失敗のリスクの方が大きいはずです。上述したように、就業規則で禁止になっていて、転職活動がばれても、普通は注意くらいで済みますからね。

それならば、現職がセーフティーネットとして活用できるメリットを最大限享受できる在職中に転職活動をすることがおすすめになります。

上司にはバレないように注意

しかし、やはりバレるリスクも回避しなければいけません。就業規則や罰則の有無にかかわらず、上司に転職活動をしていることがバレてしまえば、妨害は確実に受けることになり、転職活動をスムーズに進めなくなってしまいます。

そこで、在職中に転職活動を行う際には、就業規則で禁止になっている場合はもちろん、そうでない場合にも、隠密にばれないように取り組むべきです。

「在職中の転職活動が上司にばれるのを防ぐ！ばれないように秘密に転職活動を進める方法」の記事で紹介している対策を心がけ、絶対にばれないように転職活動を進めましょう。

誰にも言わない
怪しい行動・服装は避ける
有給休暇を取る場合には、理由は「病欠」などでごまかす
転職のために休んでいるときに、会社の人に出くわさないように注意
転職活動を優先しすぎて、仕事がおざなりにならないようにする

このように、自分だけの秘密にしてしまえば、ドジを踏まない限り、ばれようがありません。もちろん、ばれてしまっても、気にせずに転職活動を進めましょう。転職してしまえば、おさらばでき、もうこっちのものですからね。

在職中の転職活動を成功させるには、転職エージェントを利用するべき

最後に、在職中の転職成功のアドバイスとして、転職エージェントを活用することがおすすめです。転職エージェントとは、プロのキャリアアドバイザーが無料で転職活動をサポートしてくれる転職支援サービスです。おすすめはdoda(デューダ)ですね。

転職エージェントでは、カウンセリングを通じて、あなたの経歴や希望条件にマッチした転職先をプロの目線から紹介してくれます。他にも様々なサポートがあり、合格率を上げる書類・面接対策や、面接の日程調整における企業との連絡の代行などをしてくれます。

在職中は仕事で忙しいでしょうが、エージェントが転職先を選んでくれたり、応募先との連絡を代行したりしてくれるので、転職活動の手間や負担を大幅に減らすことができます。結果、無理なく転職活動を仕事と両立して進めることができますし、会社や上司にばれにくくもなります。もちろん、面接対策のサポートで、成功率も上がります。

また、「就業規則で禁止になっているのはやはり不安だから…」ということで、退職後に転職活動をするという方にもおすすめです。在職中の今からエージェントに相談を始め、退職後に本格的な転職活動を進める形にするといいでしょう。そうすれば、退職後の転職活動のリスクを最大限回避できます。

在職中か退職後か、いずれにせよ、まずは転職エージェントに相談してみることがおすすめです。転職活動の計画を練ってもらい、それに合わせて転職を進めることで、リスクを抱えることなく転職の成功率を大幅にアップさせることができます。